05/08 (金) グ音楽講座30「テルミン入門!」

1920年にロシアの物理学者レフ・テルミン博士によって発明され、レーニンが、レクター博士が愛した世界最古の電子楽器テルミンを、日本のテルミン界を代表する竹内正実氏がひも解く!

日時:2015年5月8日 (金) open 19:30 start 20:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:無料(予約不要)
主催:森本アリ
共催:塩屋音楽会

問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com


⽵内正実(たけうち・まさみ):テルミン演奏、研究

1967年埼⽟県⽣まれ。⼤阪芸術⼤学⾳楽学科⾳楽⼯学専攻卒業。1993年渡露。レフ・テルミンの⾎縁で愛弟⼦のリディア・カヴィナにテルミン演奏法を師事した、⽇本におけるテルミン演奏の第⼀⼈者。レフ・テルミンに始まる直系演奏法を継承するテルミン奏者として、世界的に評価が⾼い。1998年からは演奏教室の講座も担当し、飯島愛、真中瞳、堺正章などをはじめ、延べ500名以上にテルミン演奏法を教授した。NHKラジオロシア語講座・応⽤編の⽣徒役を三期務めるなど、ロシア⽂化紹介者としても知られる。テルミンに関する著作、論⽂発表があり、⾃⾝の名義のCDアルバムを3枚リリースした。著名ミュージシャンのCDへのゲスト参加多数。2001年 ⽇本オーディオ協会が選定する「⾳の匠」に選ばれる。2009年4⽉ 映画「のだめカンタービレ最終楽章・後編」において、テルミン演奏の吹き替えと演奏法指導を担当。これまでに国内外で250回以上のコンサート出演、180回以上のテレビ・ラジオ番組出演経験がある。浜松市在住

<主な著作>
『テルミン エーテル⾳楽と20世紀ロシアを⽣きた男』(岳陽舎刊, 2000.8)
『テルミンを弾く』(岳陽舎刊, 2002.10)
『都市と芸術の「ロシア」』(共著, ⽔声社刊, 2005.3)

<主なCD作品>
『訪れざりし未来 compositions for theremin 』(ネクストレコード, 2001.6)
『VOCALISE』(bootrecord, 2006)
『訪れざりし未来 compositions for theremin 』(リミックス・リマスタリング版、bootrecord, 2006.8)
『Theremin Vox Collection Vol.1』(Mandarin Records, 2014.1)

<演奏ビデオ>
http://www.mandarinelectron.com/movies/


電⼦楽器テルミンとは:

テルミンは1920年にロシアの物理学者レフ・テルミン博⼠によって発明された、世界最古の電⼦楽器。楽器に直接触れずに演奏する。垂直・⽔平⼆本のアンテナから電波が発せられていて、これに⼿を近づけたり遠ざけたりすることで⾳⾼、⾳量を制御する。原理・構造は旧式のラジオ受信機に似ており、テルミンはラジオ受信機の応⽤であるといえる。

テルミンには鍵盤や指板といった⾳の⾼さを定める拠り所が無く、独⾃の演奏法が求められ指導者も少ないことから、⼀般に演奏法習得は極めて困難と云われてきた。演奏動作が直接⾳⾊感を形成するため、弾く⼈によってテルミンの⾳⾊感は“天使の歌声”とも、“お化けの登場の⾳”とも称される。

⽇本国内では2001年に発明者レフ・テルミン博⼠のドキュメント映画『テルミン』が公開され話題となり、2007年には付録付きムック『⼤⼈の科学マガジン:テルミン』(学研刊)が発⾏、22万部を超す発⾏部数を記録するなど話題となった。演奏者⼈⼝が少ないのがテルミンの特徴であるとも云われているが、⽇本は世界の中で突出して多く、演奏教室も各地で開講されている。

カレンダー, 塩屋音楽会|2015.05.08

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