05/03 (祝・水) 黄金のコメディ映画鑑賞会

ちびっこギャング達がスクリーンに向かって突っ込みを入れまくる!
映画の創世記を喚起させる素晴らしい上映体験を再び!黄金週間!

サイレント映画伴奏者鳥飼りょうによるピアノ生伴奏!
&コメディ映画の伝道師いいをじゅんこによる楽しいレクチャー付き。
16mm映写機による上映。

【上映作品】
犬の生活 A Dog’s Life|1918
雨 Regen|1929
空中結婚 The Balloonatic|1923

FOOD:天然酵母パン 味取

日時:2017年5月3日 (祝・水) open 18:00 start 18:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:一般 ¥1,800|小学生・中学生・高校生 ¥500|未就学児無料
主催:塩屋音楽会 & 神戸映画資料館

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。


◯ ◯ プ ロ グ ラ ム ◯ ◯

犬の生活 A Dog’s Life 1918
監督:チャールズ・チャップリン
主演:C・チャップリン、ブラウニー、エドナ・パーヴィアンス
放浪紳士チャーリー、ついにグ邸に登場。路上に暮らす貧しいチャーリーは、いじめられている野良犬を助けて仲良しになる。ふらりと入った酒場には、チャーリーたちと同じように不器用に生きる歌姫がいて…。ドタバタとペーソスが絶妙に溶け合う作風は、後の『キッド』『街の灯』などのチャップリンの名作へとつながる。兄のシド・チャップリンが屋台の店主役で出演、チャーリーと息の合ったギャグを見せてくれる。

雨 Regen 1929
監督:ヨリス・イヴェンス
街に、雨が降る。石畳の街路はしっとり濡れ、窓ガラスに雨滴がうちつけ、水面に波紋が広がる。車や人々の上にも雨はやさしく降り注ぎ、やがて、やむ。そんなありふれた光景を映しだすこの短編映画は、ドキュメンタリーの傑作として名高い。言葉を介さず映像だけで語るその手法は、サイレント喜劇にも通じ、映像詩の始まりとも言われる。喜劇と並べての上映という大胆な企画が実現するのもグ邸ならでは。これまでの鑑賞会とひとあじ違う趣向を楽しんでいただきたい。

空中結婚 The Balloonatic 1923
監督:エディ・クライン、バスター・キートン
主演:B・キートン、フィリス・ヘイヴァー
遊園地で遊ぶわれらがキートン、可愛い女の子のナンパに失敗してガックリ。熱気球を眺めているうちに、うっかり空中に飛び立ってしまう!自給自足の空中生活にも慣れた頃、気球は破裂して山の中へ真っ逆さま。なんとそこでは、例の女の子が元気にキャンプをしていた。負けじとキートンもアウトドアライフに挑戦するが、失敗ばかり…。列車や船を使った〝乗り物コメディ〟大好きのキートンが、気球アクションに挑んだ愉快な短編。大自然を舞台にギャグをつめこんだキュートなラブ・コメディをご堪能あれ。


鳥飼りょう(ピアノ)

サイレント映画伴奏者。ピアノ、パーカッション、トイ楽器等を演奏。
2012年11月、Planet+1「西部の偉人 ウィリアム・S・ハートの全貌」でデビュー。これまでに伴奏した作品数は300を超える。全ジャンルの映画に伴奏をつけるその演奏は好評を博し、国内・海外の映画祭にも招聘されている。また、オーケストラへの客演やダンスとの即興演奏にも取り組むなど、多彩な活動を展開している。2015年12月よりPlanet+1の長編シリーズ「映画史〜映画の樹」でのサイレント映画の全伴奏を担当。1年以上かけて映画史の重要作品を上映するこのシリーズで、週に1~2回ほどのペースでサイレント映画に生演奏をつけている。無声映画×弁士×生演奏のユニット「深海無声團」メンバー。
HP : https://www.facebook.com/ryotorikai.music/
Twitter : @ryo_torikai

いいをじゅんこ

クラシック喜劇研究家、ライター。愛媛県出身。バスター・キートンと運命の出会いをして以来、サイレント喜劇の世界に魅了される。無声時代~トーキー初期のいわゆる「喜劇の黄金時代」に作られたアメリカを中心としたクラシック喜劇を研究。映画史の鉱脈にひっそり埋もれた宝石のようなコメディ群を、ひとりでも多くの人とわかちあいたいとの思いから、講座《コメディ学入門》を企画。2012年より神戸映画資料館にて不定期で開催している。2016年1月には喜劇映画研究会・神戸映画資料館と共同で古典喜劇映画上映委員会を立ち上げ、本格的なクラシック喜劇上映イベント《新春コメディ宝箱》を開催した。ライターとしては、神戸こども映画まつり「サイレント映画ってすごい!」解説、ムックマガジン「コメ旬」(キネマ旬報社発行)コラム連載、その他作品解説や書評などを執筆。バディ映画愛好家でもあり、現在メールマガジン「映画野郎」にてコラムを連載している。ジェリー・ルイスの回顧録『Dean & Me』を翻訳、出版を目指して目下奮闘中。

Facebook公式サイト:
「サイレント喜劇のすばらしき世界」https://www.facebook.com/subarasicomedy

カレンダー, 塩屋音楽会|2017.05.03

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