02/24 (日) 遊牧の民の調べコンサート
ヨンドン・ネルグイ (馬頭琴)
リヤス・クグルシン (ドンブラ)
モンゴルの馬頭琴とカザフのドンブラ、いぶし銀の演奏
日時:2019年2月24日 (日)
10:00-11:00 子ども向け親子コンサート
11:30-12:30 馬頭琴ワークショップ
13:00-15:00 一般向けコンサート
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:子ども向け親子コンサート 1,500円 / 家族
馬頭琴ワークショップ (カンパをお願いします)
一般向けコンサート 2,500円 / 小学生以下無料(保護者同伴)
主催:NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁ
共催:塩屋音楽会
予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、希望枠、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。
ヨンドン・ネルグイ
ドンド・ゴビに暮らす遊牧民。5歳の時に、板きれと紐で馬頭琴を自作して演奏を始める(当時はまだ「モリンホール=馬頭琴」という呼び名はなく、単に「ヒル(弦楽器)」と呼ばれていたそうだ)。その後独学で奏法を極め、全モンゴル馬頭琴大会で金メダル4つ、銀メダル2つ、銅メダル3つを受賞。 モンゴル国・第一文化功労者。北極星勲章(モンゴル文化省最高勲章)受賞。ゴビの天才と讃えられ、社会主義時代は劇場勤めの演奏家としても活動。旧東側諸国でも演奏。国立馬頭琴交響楽団の設立当時のメンバーでもあった。ウランバートルの高名な馬頭琴職人・バイガルジャフブ氏も彼の弟子の一人。モンゴルの民主化後は故郷のゴビに帰り、家族とともに遊牧生活を続け、呼ばれればその自慢の腕前を披露する生活を楽しんでいる。
ちなみに、彼がゴビで身につけた奏法は、近年統一されたいわゆる スタンダードな奏法とは異なるのですが、ネルグイ氏特有の運指法がもたらす複雑なフレージングは、協和音、不協和音を次々と繰り出し、その分厚い音色は、まさにゴビの自然の雄大さを思わせる。また、時折り見せるユーモラスなアレンジが何とも言えないほのぼのとした空気を醸し出すのも魅力。
リヤス・クグルシン
1958年生まれ、バヤンウルギー在住。専門は医師のため、アイマグ中心地の病院に勤務しているが、田舎に家畜を飼っており、適宜世話に出かけながら、頼まれると出向いてドンブラ演奏をする。近年、バヤンウルギー最大の旅行社ブルーウルフ社に頼まれ、旅行者に向けた演奏会なども行うようになったほか、 カザフスタンから政府関係者が来たときに呼ばれることも多い。
ドンブラを弾く父親の横で、聴きながら覚え、9歳のころ、初めて学生コンクールに出場した。しかし、非常に恥ずかしがり屋だったため、審査員には不評だった。学校の成績が良かったため、医学の道に進んだが、20歳頃に頼まれて舞台や宴会で歌を歌うようになった。医者になってしばらくの間は地方勤務をしており、この間に多くの物語、歌、曲を年配の人々から学び覚えた。現在はバヤンウルギーアイマグ、中央病院人事課勤務となったが、 夏には120kmほど西にあるアルタイ・ソムの自宅で家畜の世話をしている。