09/04 (日) SUK 1st Album “Black Holes Are Hard to Find” 発売記念JAPANツアー

SUK –
Frank Paul Schubert (alto & soprano saxophone)
内橋和久 (guitar, daxophone)
Klaus Kugel (drums, percussion, sound objects)

日時:2022年9月4日 (日) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
   神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約 3,000円 当日 3,500円
主催:イノセントレコード
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸

TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。


Photo: Photomusix / C. Marx

SUK について

バンド なのである。このバンドは2021年秋、クラウス・クーゲルの呼びかけで始まった。クラウスはジョー・マクフィーとのトリオやケン・ヴァンデルマークとのトリオのほか、沖至Bandで来日したこともある、ヨーロッパのフリー・ジャズシーンで最も多忙を極めるドラマーのひとりだ。2019年、クラウスはジョー・マクフィートリオで出演した音楽祭 Wels Music Unlimited(オーストリア)で内橋和久の演奏を聴き、盟友フランク・シューベルトとのトリオを発案したのだ。フランクはアレクサンダー・フォン・シュリンペンバッハとの共演歴が長く、多彩な経歴を持つサックス奏者。独特で高度な演奏技術に裏付けされた、その音色は限りなく美しく、稀有な演奏者である。

三人はコロナ禍の厳しいロックダウンの合間を縫って、ベルリンのスタジオで初セッションを敢行。感触は上々ですっかり意気投合、すぐにコンサートを企画した。録音は予想を超える出来映えで、さっそく音源化に動き出す。すべて同時進行で、日本ツアーの企画まではじまった。   

三人はほぼ同世代ではあるが、共演はこれがはじめて。クラウスとフランクはドイツのみならずヨーロッパ・フリージャズのシーンにおいて、もはや重鎮。そのふたりが内橋と出会い、瞬く間に注目すべきバンドが誕生したのだ。即興からロック、フォーク、時には伝統楽器とのコラボレーションを貪欲にも繰り返してきた内橋と、豊かなスキルと表現力を誇るふたりとの融合は、その音源を聴くだけでも極上の化学反応が確認できる。とにかく三者それぞれの音が強い。それなのにあるがままで調和し、存分にスパークし合い、互いの音から飛び散る火花や拡散するエネルギーを自在にやり過ごしたり合流したり、かくも軽やかにハイブリッド走行が実現する。臨場感はもちろん、演奏者の際限ないアイデアと饒舌さに、演ってる本人達が楽しんでいるのが手にとるように伝わってくる。そして聴く者にも同様の僥倖を提供できる懐深さ、包容力。「このバンドの成功は、ひとえに三人の柔軟性と包容力の賜物」と内橋は言う。

同世代の三人は、それぞれの音楽的探求(クエスト)を経て2022年ここに到達し、豊穣なスキルに裏打ちされた繊細さと力強さを持って自由に音楽の旅をする。日本ツアーでバンドとしての更なる進化を見届けたい。

https://schubert.uchihashi.kugel-trio.com/

カレンダー, 塩屋音楽会|2022.09.04

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