12/17 (土) In the Dark – 山本精一|勝井祐二
ROVOや渋さ知らズで参加した世界で最大規模のアヴァンギャルド音楽祭「メールス・フェスティヴァル」のプログラムに「Dark Tent」というものが有ります。会場内を完全な暗闇にして、視覚障害の人と同じ環境で演奏をする/聞く、という企画です。目を開けていても瞑っていても同じという環境で、音だけに集中する送り手と受け手の関係が新鮮でもあり、即興演奏での「音を出す動機」というものに新たな発見が見つけられたような気がして「これを日本でもやってみたい」と企画したのが「in the Dark」の始まりです。現在はそれを出発点に、一歩踏み込んだ「暗闇イリュージョン」として捉えています。
今回は大阪、神戸で初めて山本精一さんと、お互いのソロと、デュオをやってみようと思っています。本当に真っ暗にするつもりなので演奏途中での入場はできません。
日時:2011年12月17日(土)open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約・当日共に ¥2,500
主催:勝井祐二
共催:塩屋音楽会
予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸事務局
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。
山本精一
作曲とギター、ヴォーカルを1970年代末より始める。様々な活動を経て、86年秋にBOREDOMSに参加、同時に、想い出波止場、羅針盤、ROVO、MOST、PARA、ya-to-и、水道メガネ殺人事件、赤武士、GUITOO、電動歯、打鈍、Psychedelic Jet Sets、ホケキョ・モーレツァー、りす、イタコ13、
世界遺産、SANKICHI、ONTOKO、カオス・ジョッキー、ポックリ寺、怪獣教室、人間万事サイモンとガーファンクル、攻めダルマ49、僕らビートルズ、うなぎ泥棒 など数々のバンドを結成、現在に至る。後、主にアニメを中心としたサントラを多数制作している。最新アルバムは、ソロ作の、変態アシッドAOR「ラプソディア」。
勝井祐二(音楽家/ヴァイオリニスト)
エレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求し続ける第一人者。「1991-1992 JAPAN – UK Festival」の中心展示「VISIONS OF JAPAN」(Victoria and Albert Museum)のサウンド・ディレクターを務め、渡英。帰国後、日本最初期のレイヴ・パーティー「WATER」をオーガナイズする。「BONDAGE FRUIT」「DEMI SEMI QUAVER」「TWIN TAIL」「渋さ知らズ」「カルメンマキ andサラマンドラ」を始め、様々なグループ/セッションに参加。96年、山本精一と「ROVO」結成。フジロック・フェス、メタモルフォーゼ、ライジングサンロック・フェス、アラバキロック・フェス、ドイツ・メールス・フェス等の国内外のフェスティヴァルに参加するなどして、90~00年代の東京のジャンル越境(オルタナティヴ)のシーンから、現在に至る野外フェスティバルのシーンを牽引する。02年に初来日したファナ・モリーナ、フェルナンド・カブサッキとの共演を機にアルゼンチンの新しい音楽シーンと交流を深める。09年には、サイケデリック・ロック・バンド「GONG」の結成40周年を記念したアルバムに、スティーブ・ヒレッジと共に参加。11年にはSYSTEM7 × ROVO のプロジェクトで作品を発表。京都〜東京で公演を行う。