03/10 (日) Oren Ambarchi and friends

近年ますます意欲的に活動を続ける実験音楽界のベテラン、Oren Ambarchiが、今回は秘蔵のドラマー Joe Taliaと、5月のヨーロッパ・ツアーを前にデュオでの日本初公演を果たす。二人は数年前からライブや録音で共演を続けており、昨年はデュオ名義でLP限定のライブ盤『Hit and Run』(Touch)をリリース、また、Ambarchiのソロアルバム『Audience of One』(Touch, 2012)収録の30分強の大作「Knots」にもTaliaが参加しており、彼の職人芸のシンバルワークがこのトラックを印象づけている(James Rushfordもストリングスアレンジを担当)。Taliaの繊細かつヘビーなビートとAmbarchiのディープなギターサウンドが独特のグルーブを生む、アブストラクト・ノイズ×フリー・インプロビゼーション。サポートには、Crys Cole(カナダ)+ Tim Olive + James Rushford(オーストラリア)トリオ、河野祐子のソロ(日本)と、バラエティに富んだラインナップで濃密な一夜になりそう。

act:

  OREN AMBARCHI & JOE TALIA duo (Australia)
  CRYS COLE (Canada) & James Rushford (Australia) & Tim Olive (Canada/Japan)
  YUKO KONO solo (Japan/Australia)

日時:2013年3月10日 (日) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約・当日共に 2,500円
主催:OREN AMBARCHI
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸事務局

TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。


Oren Ambarchi

オーストラリア出身のギタリスト/ドラマーで、Fennesz, Charlemagne Palestine, Thomas Brinkmann, 灰野敬二, John Zorn, Merzbow, Jim O’Rourkeらとの共演、ドゥーム・メタル・バンド Sunn O))) への参加など、長いキャリアの中、活動の幅は多岐にわたる。昨年リリースした2枚のソロアルバムのうち『Sagittarian Domain』(Editions Mego)は、音楽誌SpinのBest Avant albums of 2012の第1位に選出された。
www.orenambarchi.com

Joe Talia

オーストラリア・メルボルン出身。ドラム以外にもエレクトロニクス、テープマシンを操り、主にジャズ・即興シーンで活動する。これまでに、ソロアルバム『in/exterior』(2006)、James Rushfordとのデュオ名義の3作品をリリース。シンガー・ソングライターNed Colletteとも永年にわたり音楽的パートナーシップを続けている。
www.joetalia.com/

Crys Cole

即興演奏、インスタレーションを活動の場とするカナダ人サウンドアーティスト。カナダ全土、ヨーロッパ、アメリカなど国内外をツアーしながら、Jeffrey Allport、Oren Ambarchi、Keith Rowe、Christof Kurzmann、Jamie Drouinなど、多数のアーティストとコラボレーションを行っている。
www.cryscole.com

James Rushford

オーストラリア・メルボルンを拠点に活動する若手の作曲家/ピアニスト/バイオリニスト/即興演奏家。Markus Schmickler, Iancu Dumitrescu, Pierluigi Billone などの作曲家に師事し、メルボルン交響楽団、Decibel、 Ensemble Neon, Speak Percussionなど国内外さまざまなグループからの委嘱により作品提供を行っている。パフォーマンスとしては、過去にAlvin Lucier, Phill Niblock, Robert Ashleyらの作品をオーストラリア初上演しているほか、Jon Rose, Golden Fur, Joe Talia, Oren Ambarchiらとも定期的にコラボレーションを行っている。
www.jamesrushford.com/

Tim Olive

エレクトリック・ギタリスト/ベーシストTim Oliveは、長年に渡りインプロヴィゼーションを行ってきた。一定のリズムや音階を排し、ノイズやテクスチャーを重視、金属弦やマグネティック・ピックアップ、シンプルなアナログ・エレクトロニクスを用いて、音の可能性を探求している。ライブの活動範囲は北米、アジア、ヨーロッパ、オーストラリアに広がる。これまでに毛利桂, Alfredo Costa Monteiro, 川口貴大, Haco, Crys Cole, Nick Hoffman, Jason Kahn, Ryu Hankilほか多数のミュージシャンとライブまたはレコーディングで共演している。最近、みずからのレーベル845 Audioを立ちあげた。
http://timolive.org/

河野祐子

東京での10年間のバンド活動の後、リコーダーとギターで作曲を始める。現在は、オーストラリア・メルボルンを拠点に、ソロとバンド編成でのライブ活動を行っている。
https://soundcloud.com/yukokono

カレンダー, 塩屋音楽会|2013.03.10

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