12/04 (月) Yximalloo x Momus

YXIMALLOO|イシマルーこと石丸尚文さんは、日本のローファイ音楽の先駆者であり、レジェンド。今でも独自のあっと驚く進化を遂げ続けている。2014年、過去に制作したデモテープが発掘され、制作者不明の名盤としてドイツのダンス系テクノ、アンビエントレーベルKOMPAKTよりLP「WANTED(指名手配)」が全世界にリリースされた。そのキャリア自体がワンダー! 海外在住歴が長い石丸さん10年ぶりの関西公演になります!

スコットランド出身のモーマス。90年代のいわゆる渋谷系との共演が日本では有名ですが、そのシンプルでミニマルでいて表現力とストーリーテリングに富んだステージングは、数年前のグ邸での出演でも大評判でした。意外と知られてないことかもしれませんが、モーマスは過去7年間大阪に住んでいました。年末にヨーロッパに帰ることになりました。これが関西在住のモーマスとしての最終公演となります! YXIMALLOOファンを公言する、モーマスとの2マン、いろんな意味でレア! ドンミスイット!

日時:2017年12月4日 (月) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約 2,500円 当日 2,800円
主催:森本アリ
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸

TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。
こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日と水曜日は休館とすることが多いため、返信等の対応が滞る場合があります。


Yximalloo

すごくシャイな性格なんで、何も考えずに伊豆の築300年の13ベッドルームある古民家で1980年代音楽作り(期間工と失業保険の繰り返し)、90年代でカセットテープやらCDにして80年代に作った膨大な量のレコーディングを40本カセット(多くは90分テープ)と7枚のCDにまとめる。

後は営業。何も考えずに音楽まっしぐらで純粋にいきていたんですが、さすがお金と将来が年を重ねる毎に心配になってきました。Half JapaneseのJad Fairやフランスの鬼才コステスと共作を出す。

95年から05年は音楽止めてます。でも聞いていました。ジャンル度外視していろんな音楽を。音楽以前の音も(80年代はマイクロレコーダーを持ち歩いて絶えず面白い音があったら工場や道端でレコーディングして、メロディやリズムやらアイデアが沸いたらキチガイと間違われないように公衆電話ボックスに駆け込み通話してるふりしてマイクロにふきこんでいました。今じゃ電話ボックスもかなり撤去され、携帯で突然後ろの人が話し出す光景に遭遇します)。

95年の時点でできなかった主に、ターンテーブルなどで微妙にスピード落としたモノとか進化したエコー(デジタル)とか06年から作りはじめる。

08年にNew York の老舗Jazz レーベルESPより「UNPOP」発表。その後、CDRを何枚か自主レーベル「桜れコーず」より発表。14年にドイツのダンス系テクノ、アンビエントレーベルKOMPAKTより「WANTED(指名手配)」LPを全世界にリリースして、当時アイルランドにいた私を探される。調度、日本一時帰国タイミングだったため、友人がWelcome Backギグを用意してくれて、客が主催者である友人に教えてくれた(「あのぉー、KOMPAKTがイシマルーさんの事、探してるみたいなんですが、当人わかっていますか?」)。

08年の迷作「UNPOP」をアメリカ人従業員がコンタクトアドレスを書いた小さな紙を無くし、6年間探す行為を続けてくれた。急いで「HAGAKURE」製作して送るも「mission was over」で断られる。年齢?怪しいジャケット? リオオリンピック最中にも直々にSNSで「Friend Request」もらい、TARZANKICK!!!ジャケットで2017年正月に「OGI Hz」完成。

62歳。最近の老人はヤンチャだ。自分のこと「テクノじじい」と呼んでいます。今も98SEでジャケット作りに格闘中(1200dpiにしたのに、文字がぶれているらしい。印刷屋しかわからない)。11月20日に、62歳にして初めてのLP(アメリカで2作、ドイツで1作でてはいるけど10年前に売り切れ)発表関西ツアーです。

Momus

スコットランド、ペイズリー出身。本名ニック・カリー、アーティスト名はギリシア神話に登場する皮肉・あざけりの神モモスに由来。幼少期をギリシャのアテネ、カナダのモントリオールで過ごし、母国の大学で文学を学ぶ。学生時代にポスト・パンク・バンド「The Happy Family」を結成、英4ADより1982年にアルバム発表。86年にマイク・オールウェイ主宰Elよりソロ・デビュー。クリエイション、チェリー・レッド、バンガロウといったレーベルで多くのアルバムを制作。グラム/文芸派シャンソン/バロック・フォーク/エレクトロニック・ポップを自在に横断する歌曲は高い評価を得ており、日本ではカヒミ・カリィのプロデュース、猫沢エミへの楽曲提供、濱田マリのアレンジなども手掛ける。また、文筆家として「A Book of Japan」「The Book of Scotlands」「The Book of Jokes」を出版。英Wire誌やDesign Observerなどへ寄稿、自身のブログ http://imomus.com/では、音楽、映像、文学、デザイン、比較文化論などを日々綴っている。2010年末より7年間大阪に在住。2017年末にヨーロッパへ戻るので、関西人モーマスの演奏を聴くのはこれが最後のチャンス! 最近発売されたLP「Pillycock」は、イスラム音階、音頭ビーツ、シェイクスピアのテーマをフィーチャー。今回のセットにはデヴィッド・マクリモント David McClymont (ex Orange Juice) も参加します!


カレンダー, 塩屋音楽会|2017.12.04

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