11/28 (木) 29 (金) 民映研 × 塩屋 vol.15 番外編|ドキュメンタリー映画上映会『ひめゆり』

わたしたちの知らない沖縄、知らなければならない沖縄がある。

民族文化映像研究所作品の連続上映会の番外編として、民映研出身、現在はプロダクション・エイシアを率いる柴田昌平監督の『ひめゆり』を上映します。ひめゆり平和祈念資料館のリニューアルの総合プロデューサー・コーディネーターを勤めた柴田昌平監督が13年の時をかけ生存者22名の言葉を丹念に紡いだ長編ドキュメンタリーです。

トークゲスト:
11/28 (木) 金澤伸昭(まめ書房)
11/29 (金) 大兼久由美(『ひめゆり』プロデュース)

日時:2019年11月28日 (木) open 19:00 start 19:30
   2019年11月29日 (金) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
   神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:一般 1,500円 大学生・シニア 1,000円 小・中・高校生 500円【おやつ付き】
主催:NPO法人ヒューマン・ビジョンの会
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。


撮影:岡本央

『ひめゆり』柴田昌平監督|2007公開|130分

太平洋戦争末期の1945年、沖縄では日本軍と米軍による住民を巻き込んだ地上戦が展開されました。15歳から19歳の女学生222名が急遽看護要員として動員されます。のちに「ひめゆり学徒隊」と呼ばれるようになった少女たちです。テニス部やバレー部で汗を流し、歌い、学園生活を送っていた少女たちの生活が一変します。赤十字の旗が立つ安全地帯へ配属されるものと思っていましたが、そこは砲弾の飛び交う戦場でした。病院とは名ばかりの暗い壕の中で、負傷した日本兵の看護をはじめ手術の手伝い、死体処理まで命じられます。約三ヶ月の間に123名が戦死。生き延びた生徒たちの多くは、戦後長く沈黙を保っていました。ひめゆり学徒の生存者22名が、戦場の体験と亡き友への想いを自らの言葉で綴る初の長編ドキュメンタリーです。彼女たちが過酷な記憶を掘り起こし、自身の言葉として語れるようになるまでには、数十年の歳月が必要でした。長い葛藤の日々をへて語られる言葉からは、命の重さと、生きることの凛とした強さが伝わります。

||| 受賞歴 |||

文化庁映画賞<文化記録映画部門>大賞
キネマ旬報ベスト・テン<文化映画>第1位
日本映画ペンクラブ<文化映画部門>ベスト1
<日本ジャーナリスト会議>JCJ特別賞
高崎映画祭特別賞
全国映連賞監督賞
日本映画復興賞 奨励賞
SIGNIS JAPAN カトリック映画賞


トークゲスト

11/28 (木) 金澤伸昭 (かなざわ のぶあき)

1966年大阪生まれ。2015年、神戸岡本にて「まめ書房」を夫婦でオープン。沖縄に関する新刊・古書、沖縄の民具や食品も扱う。小学校の授業で聴いた沖縄民謡をきっかけに、成人後は歴史・民俗・食文化などへと興味が広がり、度々沖縄を訪問。沖縄の出版物や工芸品を通して、沖縄~琉球の歴史や文化を神戸から発信中。

11/29 (金) 大兼久由美 (おおがねく よしみ)

1960年沖縄県生まれ。柴田昌平監督作品のプロデュース、配給を行う。長編記録映画『ひめゆり』(2007)は6月の「沖縄慰霊の日」にちなみ東京のポレポレ東中野で毎年6月に上映を続けている。

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