02/28 (金) 民映研×塩屋 vol.16 ドキュメンタリー映画上映会『太平洋の中の新島―火山島・新島の成り立ち』『集落の成り立ち』



「私たちが生を受けた日本列島に生きる 庶民の生活と生活文化を記録する」
姫田忠義|民族文化映像研究所|ドキュメンタリー映画上映会


【 上映作品 】

民映研作品 no.102『太平洋の中の新島―火山島・新島の成り立ち』
民映研作品 no.104『集落の成り立ち』

伊豆諸島の新島村を取り上げ、島と集落の成り立ちを追った記録映像の二本立てになります。

日時:2020年2月28日 (金) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
   神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:一般 1,500円 大学生・シニア 1,000円 小・中・高校生 500円【おやつ付き】
主催:NPO法人ヒューマン・ビジョンの会
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。






『太平洋の中の新島―火山島・新島の成り立ち』民映研作品 no.102
(1997年|30分 撮影地:東京都新島村本村・若郷・式根島)


人はどのような地に自らの生活場所を開いていったのだろう。伊豆諸島、新島村は、新島本島、式根島の二つの有人島と、地内島、早島、鵜渡根島の三つの無人島からなる。この姿を形成するまでの約10万年の間、20近い火山の活動があったとされる。新島本島には、南に向山、北に峰路山、宮塚山といった火山があり、中央部には山地に挟まれた火山灰台地がある。この台地は、886年の海底火山の大噴火でできた。火山灰台地は水を通しやすく、山地に挟まれた地形も働いて、島の地下に水を豊かに貯えてきた。

新島の島々の現在の姿は、度重なる火山爆発と風化や浸食の中で形成されたものである。人はその火山島の特徴を生かして暮らしてきた。火山島の恵みである温泉。噴火口跡の地形を活かして開かれた畑。岩礁によりつく豊かな海の幸。家材やガラス工芸に利用される石など。火山島であることを生かして生活を築いてきたのである。

『集落の成り立ち』 民映研作品 no.104
(1997年|40分 撮影地:東京都新島村本村・若郷・式根島)


新島には、三つの集落がある。本島の中央部にある本村、北西部にある若郷、そして南西に浮かぶ式根島。冬、強い風が吹きすさぶ。新島の集落は、西風から身を守るように作られている。海岸の防風林・浜ン森。風が吹抜けないよう曲がった道。新島産坑火石製の塀。数件の家々に残る屋敷林。屋敷構えは大屋と隠居の2棟を中心に、便所、豚小屋、天水タンクをはじめ苗場、炭ガマまでもが、庭を囲んで配置されている。家は人間生活の基礎である。その基礎を築きながら人々の暮らしは、外へ広がっていった。新島南部の石山には、坑火石の採掘場がある。火山活動によって形成された坑火石は、手鋸でも切れる軽石で、人々は、山から坑火石を切ってはおろし、家や町並みを築いていった。




姫田忠義(ひめだ ただよし) 記録映像作家・映像民俗学者

1928年(昭和3年)兵庫県神戸市生まれ。旧制・神戸高商卒。
1954年、民俗学者の故・宮本常一氏と出会い、その影響を受けて日本全国を歩き始める。
1950年代後半より、映像を手段とする記録作業を開始。
1976年、民族文化映像研究所を設立し、2012年まで所長を務める。
2011年、開校と同時に日本映画大学・特任教授に就任。「民俗学」を担当する。
2013年7月29日午後9時55分 横浜市の病院にて「慢性閉塞性肺疾患」のため死去。84歳。7月31日家族のみにて火葬葬を執り行う。

庶民の生活と生活文化を、映像による手段を使い記録作業を50年以上にわたり続ける。
≪「基層文化」=大自然に依拠しつつ暮らす、人間の精神文化≫をテーマに、
120本を超える映画作品を発表。代表作に「アイヌの結婚式」「イヨマンテ」、「越後奥三面 ~山に生かされた日々」(1986年シカゴ国際映画祭ドキュメンタリー部門銀賞)。

1989年 フランス政府より芸術文化勲章オフィシエ叙勲







使用されている画像すべて©民族文化映像研究所

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