03/27 (金) Bruno Bavota “The secret of the Sea”

YANN TIERSENや坂本龍一、OLAFUR ARNALDS、BALMORHEAからの影響を公言する、イタリアはナポリ出身のブルーノ・バヴォタ (BRUNO BAVOTA) 。NILS FRAHMやPETER BRODERICK、F.S. BLUMNなど成熟を続けるポスト・クラシカル・シーンと共鳴するピアノ主体の作品の中には、ノスタルジックな憧憬を想起させるアコースティック・ギター、ディレイやリヴァーブによる残響音が心地よいアンビエント〜シューゲイザーなギターを効果的に配した楽曲もあり、表情豊かな音姿が素晴らしい。

そして、知る人ぞ知るリード・オルガン界の至宝、中村祐子が105年を迎える旧グッゲンハイム邸の名器、109歳の山葉製 (YAMAHA) リード・オルガンを奏でる。同じ時代を生き抜いた建物と楽器の共鳴を聴いて頂く機会を設けました。2人のすばらしい鍵盤奏者の宴をお楽しみください。

live:
Bruno Bavota (piano)
中村祐子 (ハルモニウム / リードオルガン)

日時:2015年3月27日 (金) open 19:30 start 20:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約 2,000円 当日 2,500円
主催:Bruno Bavota
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸

TEL : 078-220-3924 FAX : 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。
  こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。


Bruno Bavota(ブルーノ・バヴォタ)

イタリアはナポリ出身のピアニスト。アイスランドのレーベル、Psychonavigationから2014年春に発表された彼の3枚目となるアルバム『The Secret Of The Sea』は、彼が最も好きな場所と公言する海をテーマにした作品。まるで海面の様々な表情と心情をピアノに具音化させているかのように、海の静けさを想起させる繊細なアンビエント・ピアノが響き渡り、穏やかな波の流れを感じさせるたおやかな独奏から大きな起伏を感じさせる情感溢れるアコースティック・ギター(彼の実兄弟が演奏!)とのアンサンブルまで、作品1枚を通して豊かな情景を脳裏に巡らせ、映画的な印象さえ感じる素晴らしい作品です。現行のポスト・クラシカルやピアノ・アンビエントのシーンにも大きく共鳴するサウンドであり、今注目しておきたいアーティストの一人です。

中村祐子

愛知県出身。1961年、キリスト教の牧師の家庭に生まれる。6歳より、教会のオルガニストだった山村直子氏よりピアノの教育、後にリードオルガン奏法の指導を受ける。1980年、国立音楽大学 教育音楽科入学後、所属教会の礼拝奏楽奉仕を始め、奥田耕天氏にパイプオルガンの指導も受け始める。結婚後、夫の転勤により渡英。1991年から1996年までJohn Webber 氏のもとでパイプオルガンを学び、Associated Board の検定試験(オルガン)最終級までを取得。帰国後は教会での礼拝奏楽(リードオルガン)を続ける。2001年~2012年まで北海道に居住。小樽文学館での「アンティークオルガンコンサート」「大人の為の読み聞かせ」に数回出演。


カレンダー, 塩屋音楽会|2015.03.27

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