02/22 (木) マニュエル・ビアンヴニュ「oh do we」リリースツアー 2024

マニュエル・ビアンヴニュ、新アルバムを日本で先行リリース
日仏のメンバーによるツアーを2月に

パリを拠点とし、フランスと日本を行き来しながら質の高い音楽を作り続けるコンポーザー/アーティスト、マニュエル・ビアンヴニュは来年2月、新しいアルバムの先行発売とそのリリースツアーを行う。アルバムは「oh do we」というタイトルで2024年秋に発売予定。今回はそれに先立ち、日本のみのカセットテープとCDをキーボード奏者エマーソン北村のレーベル・bubblingnotesから発売する。これまでも日本のミュージシャンと共演してきたマニュエルだが、今回は初めてフランスからメンバーを招き、石井マサユキ(ギター)を始めとする日本側メンバーとの混成グループでツアーを行う。

東京のリリースイベントではmmm(ヴォーカル)を始めとするゲストミュージシャンに加えて、サポートアクトとしてマニュエルの日本での活動に長い関わりを持ってきたTICA(武田カオリ、石井マサユキ)が久しぶりのライブを行うことも大きな話題だ。テオ・ジラール(ベース)とチエリ・ションプレ(ドラムス)はヨーロッパの新しいジャズやクラウトロックの流れをくむシーンで活動しており、その現在形を知る上でも必見のライヴとなる。

今回のリリースとツアーは、1970~80年代のエッセンスに新しいリズムと言葉を注ぎ込み、優雅で自由な音楽を作り出すマニュエル・ビアンヴニュの世界に触れる絶好の機会となるだろう。

出演 :
Manuel Bienvenu Group
 Manuel Bienvenu – lead vocal, keyboard
 Masayuki Ishii – guitar
 Emerson Kitamura – keyboard
 Théo Girard – double bass
 Thierry Chompré – drums
エマーソン北村 (ゲスト : 山本信記)

出店:
SSK軒
ワンダカレー店

日時:2024年2月22日 (木) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
   神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約 3,000円 当日 3,500円
   U25割引 2,000円(25才の誕生日以前の方。当日受付でお申し出ください。年齢の確認できるものを見せていただく場合があります)
主催:bubblingnotes
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

* ご予約送信の際に、件名を「チケット予約」としたうえ、
  ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。


ご予約はこちらのGoogle Formからでも。
https://forms.gle/L3pCfEfXxCFXdXeT6


エマーソン北村

ミュージシャン。1980 年代末から現在まで、常に音楽シーンの渦中にいてその動きに携わってきた。JAGATARA、MUTE BEAT への参加からスタートした後、キーボード奏者として忌野清志郎&THE 2・3’s、EGO-WRAPPIN’、キセルなど多くの個性的なバンド・シンガーと共演してきた。「エマソロ」と呼ばれるアーティスト活動では、アルバム「遠近(おちこち)に」「ロックンロールのはじまりは」など国内外で注目される作品を自身のレーヘルからリリースしている。お店の片隅から大フェスにいたる日本中のあらゆる場所でライヴを行っている他、2000 年代前半から韓国、2019 年にはアフリカ・ケニア、2009 年と 2019 年にはヨーロッパ各国で演奏を行った。現時点での最新作は 2022 年 6 月にリリースされた「船窓 / おろかな指」。2023 年には過去音源を「COVERS 2003」として再リリースした他、mmm、菅沼雄太との三人によるライブシリーズを続けている。
https://www.emersonkitamura.com/

石井マサユキ

石井マサユキ(いしい まさゆき)は、日本のミューシシャン、ギタリスト、音楽プロデューサーである。1989 年頃からギタリストとして活動を開始する。1995 年、屋敷豪太のプロデュースによりバンド The Chang のヴォーカル、ギタリストとしてデビューし、2 枚のアルバムをリリース。The Chang の解散後もギタリスト、プロデューサーとして活動し、2000 年にヴォーカルの武田カオリとユニット TICA を結成。多数のアルバムを発表する。2005 年から NATURAL CALAMITY の森俊二と GABBY & LOPEZ としても活動を開始し、2006 年に発表した Nicky’s Dream は Remix 誌の年間ヘストにも選出され好評を得る。また、CHEMISTRY のバンドマスターとしてライブサポートなどに参加しているほか、ギタリスト、サウンドクリエイターとして小泉今日子、ハナレグミ、持田香織、土岐麻子、BONNIEPINK、Leyona、GONTITI、中島美嘉、鈴木亜美、大橋トリオなど多数のアーティストの作品やライブサポートに参加。映画制作の分野では『とらばいゆ』『カンナさん大成功です!』の劇中音楽を担当、『人のセックスを笑うな』『ホノカアボーイ』などの音楽制作に携わるなど、多方面で活躍している。[2019 年 6 月、井出靖率いる 25 人編成のバンド、THE MILLION IMAGE ORCHESTRA に参加。デビューアルバム『熱狂の誕生』をリリース。

チエリ・ションプレ THIERRY CHOMPRÉ

チエリ(or ティエリ)・ションプレはパリを拠点とするフランスのドラマーです。彼は Toolbox 名義で自身の作曲や XTC、プリファブ・スプラウト、the Nits の楽曲をカヴァーした作品を発表しています。また彼はフランスのインディーバンド BED におけるデビューアルバム「The newton plum」からのドラマーであり、マニュエル・ビアンヴニュとは 2012 年から、ライヴやレコーディングで共に活動してきました。彼は 1970~80 年代の偉大なスタシオドラマー達と ECM レーヘルのシャズドラマーから影響を受け、さらに、インド洋のレユニオン諸島に住んでからはその地の伝統的なリズムも彼の感性に影響を与えました。ステーシでの彼は、クラウトロックのミニマリズムをシャズ的な即興の輝きや自由な精神にミックスし、楽曲に対して素晴らしく本能的な反応を見せてくれます。

テオ・シラール THEO GIRARD

テオ・シラールはフランスのコントラバス奏者で、パリ近郊のモントルイユに生まれ、現在もそこに住んでいます。彼はそこでヒップホップやシャズ、そして東ヨーロッパ音楽の影響を受けて育ちました。シラールは数多くのライヴを行うと共に 35 枚以上のアルバムに参加してきました。彼が共演した幅広いアーティストの中にはシャルル・アズナヴールや、シャンゴ・ラインハルトの孫であるギタリスト、デビット・ラインハルトが含まれています。彼が中心となって行う活動には、イギリスのドラマーで ECM のアーティストでもあるセバスチャン・ロックフォード(デーモン・アルバーン、ブライアン・イーノ、パティ・スミス、サンズ・オブ・ケメット、ポーラー・ヘア、ザ・スマイルのトム・スキナー)とフランスのトランペット奏者アントワーヌ・ヘルショ (or ヘルシュー)(MENACE レーベル)とのトリオがあります。このトリオは時には発展して 12 人の管楽器奏者を擁することもあり、観客を円形に囲んで演奏するそのパフォーマンスは独特な音響空間を作り出しています。これに加えてシラールは最近、フランスのピアニスト、ソフィア・ドマンシッチ(トニー・レヴィン、ハットフィールド・アンド・ザ・ノース、ヒュー・ホッパー、ション・グリーヴス、ロバート・ワイアット) とブルックリン出身の二人の若手ミューシシャンからなるインターナショナルなカルテットも結成しました。精力的なライヴ活動と数多くのプロシェクトを協同して立ち上げることを通じて、彼は現在のフランスのアンダーグラウンドシャズシーンにおいて、影響力を持ったインスピレーションの源としての存在を確立しています。彼の力強く繰り返す低音は、旋回しては飛翔する豊かなメロディと絡み合うことによって、彼をエキサイティングな「楽曲の屋台骨」であるだけでなく、ソリッドで魅力的な即興演奏家にもしています。シラールはまた、インディーレーベル DISCOBOLE の創立者であり、マネージャーでもあります。
https://www.ciediscobole.com/theogirard-30yf

マニュエル・ビアンヴニュ MANUEL BIENVENU

マニュエル・ビアンヴニュは、パリを拠点とし、フランスと日本を行き来しながら音楽活動を行うコンポーザー/アーティストである。あらゆる楽器を弾きこなすマルチプレイヤーであり、エンシニアリングやプロデュースも手掛けている。アコースティックな楽器にこだわりながら様々なアイデアを交えることによって、不思議な世界観を持ったサウンドを作り出している。1997 年に、フレンチ・ニューヨーカーであるシンガーの Elodie Ozanne とのユニット「elm(エルム)」を結成。ニューヨークやパリでライブを行い、キャットパワーやタヒチ 80 などとステーシを共にする。その後、2002 年に発売された agnès b.のコンピレーションを含む様々なプロシェクトに楽曲を提供した。2003 年にリリースされた自身のバンド「elm」のセカンド・アルバム「sunnyscenics」は、フランスの著名な音楽雑誌 Les Inrockupitibles、Magic 誌や欧州のメディアで絶賛され、高い評価を受ける。一方ソロとしては、2003 年にアルバム「Elephant Home」をレコーディングし、2005 年に発売。ほとんどが自身の演奏によるものだが、bed のドラマー Jean-Michel Pires や、Robert Wyatt の妻でアーティストの Alfreda Benge らを迎えて制作された。2004 年の3月に来日し、1年間滞在。TICA の石井マサユキと出会い、TICA のライブサポートやレコーディングに参加、都内各所のライヴハウスなどで演奏を重ねる。2004 年 9 月に avex の cuttingedge からリリースされたコンピレーション「Cozy Hotel-At The Midnight」(東京スカパラダイスオーケストラ、曽我部恵一らが参加)では石井マサユキ「Room105」の作詞を手掛け、トランペットも演奏している。2005 年に、MemoryLab/Wasabi Disc からファーストソロアルバム「Elephant Home」をフランスと日本で発表。欧州ツアーも行う。同年 gontiti のアルバム「XO」に、石井マサユキと共にポエトリー・リーディングで参加。2007 年には、日本でセカンドアルバム「Bring me the head of Manuel Bienvenu」をリリースし、石井マサユキ(TICA)、楠均(XNOX)、エマーソン北村、mama! milk の生駒祐子をサポートに向かえたリリースツアーを行う。同年、生駒祐子のソロアルバム「esquisse」にも参加。DJ/プロデューサーである井出靖のレーヘル Grand Gallery のコンピレーション「Grand Gallery presents NEWWAVE」にも参加した。2010 年にはフランスで「Bring me the head of Manuel Bienvenu」がリリースされ、石井マサユキ(TICA)を伴いツアーを行なった。2013 年にはアルバム「AMANUMA」を東京の Windbell レーヘルからリリース。京都での Nuits Blanches フェスティバルへの出演を含む一連のライヴを行なった。「AMANUMA」は 2015 年にヨーロッパで発売され、レコーディングメンバーが一堂に会してアルバム全曲を演奏するライヴも行われた。続いて「GLO」が 2020 年に、日本では bubblingnotes から、フランスでは Microcultures からリリースされた。彼の次回作となるアルバム「oh do we」は 2024 年の 2 月に日本で bubblingnotes から、そしてフランスでは同年 9 月にリリースされる予定である。
www.manuelbienvenu.com

フランスにおけるテオ・ジラール(ベース)とチエリ・ションプレ(ドラムス)をフィーチャーしたライヴ動画


*このプロジェクトは、アンスティチュ・フランセ日本の「日仏音楽コラボレーションのための助成プログラム」から援助を受けています。

塩屋音楽会|2024.02.22

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