08/30 (金) クラルサッハ〜ハープとギター、ブズーキによるケルト古典音楽と即興演奏

千年以上の歴史を持ちながら19世紀末に忽然と姿を消した金属弦アイリッシュハープ。アイルランド語で「クラルサッハ」と呼ばれるこの幻の楽器は忘却の淵からよみがえり、100年の眠りから今覚める。寺本圭佑によるアイルランドやスコットランドの古典音楽と山口亮志のギターとブズーキによる即興的演奏との融合により新たな息吹が与えられる。甘美で繊細なクラルサッハと劇的で力強いギターの対照的な世界が展開される。山口のギターソロ、寺本のハープソロ、ギターとハープのデュオの3部構成。

日時:2013年8月30日 (金) open 19:30 start 20:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約・当日 2,500円
主催:カロランアカデミー
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸事務局
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。
  こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。


寺本圭佑(てらもとけいすけ)クラルサッハ

京都市出身のアイリッシュ・ハープ奏者、研究家、教師。専門は18世紀以前のアイルランドにおけるハープ音楽。資料研究と自らの感性に基づき、伝統的な爪の奏法を採り入れた独自の演奏様式を確立。演奏会やレクチャーコンサート、ワークショップを通して、世界的にも演奏者が少ない幻の楽器、クラルサッハ(金属弦アイリッシュ・ハープ)の普及に献身。都内や横浜、京都を中心に全国で精力的に活動を続けている。博士論文『18世紀アイルランドのハープ音楽』で芸術学博士(明治学院大学)。明治学院大学文学部芸術学科非常勤講師(音楽学)。 現在、横浜市に日本画家の妻と愛猫と共に在住。

山口亮志(やまぐちりょうじ) ギター、ギリシアブズーキ

クラシックギターをベースにオリジナル作品、セファルディ民謡、タンゴやケルト音楽なども演奏する他、能楽師や和楽器奏者とのコラボレーションなど、多岐に渡って活動中。イスラエルに生まれ、ギリシャ、メキシコ、日本、エル・サルバドルや米国で幼少時代を過ごす。マイアミ大学フロスト音楽院クラシックギター科卒業後、同大学院修士課程クラシックギター専攻修了。在学中レネ・ゴンザレス氏に師事。2004年マイアミ国際ギターコンクール準優勝。日本国内をはじめ、アメリカ、ジャマイカ、オランダ、スロベニア、フランスなどで演奏活動を展開。また舞台「音波少年」(cobaプロデュース)や「M.由起夫」(和久内明脚本)などにも参加。これまでにKIJI(津軽三味線)、coba、津村禮次郎(観世流能楽師、重要無形文化財)、夏樹陽子、アール・チナ・スミス(グラミー賞受賞者、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)、キダス・アイ(映画「ロッカーズ」)、マルコ・ヘイバーなど、様々なジャンルのアーティストと共演。「月と雪と」を始め、「Mas Alla del Tango〜タンゴの向こうに〜」、「ケルト・ノスタルジア」(JAL機内番組で使用)、「しま」など、8枚のCDに参加。クラシックギター専門誌Guitar Dream(30,31,36号)に度々取り上げられる。

カレンダー, 塩屋音楽会|2013.08.30

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