01/16 (土) 民映研×塩屋 vol.17 ドキュメンタリー映画上映会「世にも不思議な日本の祭三選」
「私たちが生を受けた日本列島に生きる 庶民の生活と生活文化を記録する」
姫田忠義|民族文化映像研究所|ドキュメンタリー映画上映会
【 上映作品 】
今井友樹監督『玉祖神社の占手相撲』
今井友樹監督『ヨッカブイ』
民映研作品 no.75『山北のボタモチ祭』
世にも不思議な日本の祭 三選
予定しておりました今井友樹監督の来場はとりやめ、ZOOM参加でのトークとなります。
日時:2021年1月16日 (土) open 17:00 start 17:30 ←時間も変更になっています!
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:一般 1,500円 大学生・シニア 1,000円 小・中・高校生 500円
主催:NPO法人ヒューマン・ビジョンの会
共催:塩屋音楽会
予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。
『玉祖神社の占手相撲』(監督:今井友樹)
(2017|32min|山口県防府市|企画製作・文化庁|制作・文化工房)
山口県防府市の玉祖神社(たまのおやじんじゃ)で伝承されている特殊な神事・占手相撲(うらてずもう)。仲哀天皇が熊襲征伐に際し軍の吉凶を占ったことが起源といわれている。勝敗を決める競技相撲ではなく、祭りの際、神に奉納する祭儀相撲の姿を今に伝えている。
『ヨッカブイ』(監督:今井友樹)
(2019|30min|鹿児島県南さつま市|企画製作・文化庁|制作・文化工房)
鹿児島県南さつま市に伝わるヨッカブイは、本来はシッチドン(水神)を祀り、水難除けと豊作を祈願する行事であった。オオガラッパ(大河童)に扮した大人たちが、奇声をあげながら集落内を巡り、コガラッパ(小河童)に扮した子どもが相撲を披露する。
『山北のボタモチ祭』民映研作品 no.75
(1990|27min|新潟県岩船郡山北町中浜)
新潟県の北端、山形県境に近い山北町(さんぽくまち)中浜は日本海航路によって、また海の漁、山の焼畑や田で暮らしてきた。毎年12月2日から3日にかけて、男だけで夜籠る通称ボタモチ祭が行われる。伊須流岐(いするぎ)様のまつりである。船や漁業の守り神、作物の豊穣の神であり、能登半島つけ根の石動山(いするぎやま)から北陸7ヶ国に伝播した古い信仰の神である。
姫田忠義(ひめだ ただよし) 記録映像作家・映像民俗学者
1928年(昭和3年)兵庫県神戸市生まれ。旧制・神戸高商卒。
1954年、民俗学者の故・宮本常一氏と出会い、その影響を受けて日本全国を歩き始める。
1950年代後半より、映像を手段とする記録作業を開始。
1976年、民族文化映像研究所を設立し、2012年まで所長を務める。
2011年、開校と同時に日本映画大学・特任教授に就任。「民俗学」を担当する。
2013年7月29日午後9時55分 横浜市の病院にて「慢性閉塞性肺疾患」のため死去。84歳。7月31日家族のみにて火葬葬を執り行う。庶民の生活と生活文化を、映像による手段を使い記録作業を50年以上にわたり続ける。
≪「基層文化」=大自然に依拠しつつ暮らす、人間の精神文化≫をテーマに、
120本を超える映画作品を発表。代表作に「アイヌの結婚式」「イヨマンテ」、「越後奥三面 ~山に生かされた日々」(1986年シカゴ国際映画祭ドキュメンタリー部門銀賞)。1989年 フランス政府より芸術文化勲章オフィシエ叙勲
使用されている画像すべて©民族文化映像研究所