08/20 (日) 向井千恵×山崎春美×アリスセイラー 「向井荘の人々 洋館編」

続きゃせんだろと、目ん玉ぎょろり剝きだした眼光鋭い老人はでも、轢かれて死んだ。夢の超特急で轢死した謎の老人はいったい誰・・・あ!あんたこんなトコ居はった!ほんまに!なにやってはんの、もう電車行てまうし!ほれこっちィ早よ!と山崎春美(human being)とRUBYORLA(ルビオラ electronics)二人してどちらがどっちか、現れ出で立つは向井荘改め、え?あらた・・「そーみたいっスね、向井荘ゆえにムカイソ、つまり無回送で」といつのまにか玄関端に倉田めば(performance)が佇み、一方にはアリスセイラー(sax,voice)が「えらい愛想ない、ブアイソのまちがいちゃうん。年輪が車輪代わりやなんて、神戸まで」と、その刹那である。
「いきます!」と凜と張って真新しい声が響いたのだから、もうたまらない。戸建て型集合住宅式列車は、ごっとんと、まず初夜のように痛々しげな初手を打ち、続いて二手、さらに、と矢継ぎ早に加速度付けて、西へ、西へ、と・・。ん?ちゃうって?え。でんわ?
「あ、もしもし。え? 向井さんいま何処やの?!」
なんたるちあ! 瞬く間に車上の人となっていた家主以外の四人が一斉に叫んだ! ゴトン、ゴットン、向井千惠(二胡er-hu,voice,dance)は果たして嘘偽りなくココにいるのだろうか。はたまた

出演:
向井千惠
アリスセイラー
山崎春美

ゲスト:
RUBYORLA(ルビオラ)
倉田めば

Food:
やばなせりなの冷やしソーメン

日時:2023年8月20日 (日) open 18:30 start 19:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
   神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約・当日ともに 2,300円
主催:アリスセイラー、向井千惠
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。


向井千惠 MUKAI Chie

大阪生。1975年、美学校小杉武久音楽教場に学び、二胡を手にし、即興演奏を始める。地歌を中華絃耀に師事。“East Bionic Symphonia”、“STEREOS”等に参画。1981年より自身のユニット“Ché-SHIZU (シェシズ)”を始める。1983年頃より、Ché-SHIZUはオリジナル曲を中心に演奏するロックバンドとして活動。現在、Ché-SHIZU、即興演奏グループ“打鈍 (dadunr)”、“IoGanymede”、ソロの演奏の他、様々な音楽家、舞踏家、パフォーマー等と国内外で共演している。即興表現によるMIXED MEDIA ARTのフェスティバル“PERSPECTIVE EMOTION (透視的情動)”主宰。即興表現ワークショップを各地で開催している。 www.kilie.com/mukai/

アリスセイラー

カルトバンド「アマリリス」のリーダー。喫茶店「やんちゃなアマリリス」店長。昨年京都で「アリスセイラー展」を開催した。

山崎春美

破綻した。笑い崩れてる。緩和ケアとはなんだ。棺桶屋だろ。嘘だと思うなら言ってみろ。

RUBYORLA(ルビオラ)

関西在住の電子音楽家。1983年より音楽活動をスタートさせ様々なバンドやユニットを経て、2000年代よりソロ名義「RUBYORLA」として作曲・編曲・リミックス・プロデュースおよびソロ・バンド・サポートライブ等を行なう。YAMAHAの電子楽器「TENORI-ON(テノリオン)」 の公式奏者。自らがリーダーを務める電子雅楽バンド「Harp On Mouth Sextet」ではフジロック、渚音楽祭などのフェスに出演。近年は再結成したEP-4のライブに参加した後、メンバーであるユン・ツボタジと「MUDROM(マッドロム)」を結成し、佐藤薫主催のレーベル「φonon (フォノン)」より作品を発表、industrial+tribal(インダストライバル)という新ジャンルを提唱し、儀式と呼ばれるライブも行っている。

倉田めば

詩人。パフォーマンス・アーティスト。フォトグラファー。20代はアダルト業界で毎日ビニ本をはじめとするヌード写真を撮っていた。2010年ごろよりパフォーマンスを始め、N I PAF(日本国際パフォーマンスフェスティバル)には毎年出演し海外遠征にも参加。コロナ禍以降は「close」や「狂った女達」などでトランスジェンダーの身体をテーマとしたパフォーマンスを行う。ゲラシム・ルカとピエール・モリニエに私淑。「ココア共和国」「統合失調症のひろば」「T H」などに詩作品を寄稿。表現の中でハレンチに安全に壊れつつある。

カレンダー, 塩屋音楽会|2023.08.20

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