05/27 (日) Jazz From Norway “Eple Trio”



Eple Trio:
   Andreas Ulvo / piano (アンドレアス・ウルヴォ)
   Sigurd Hole / double bass (シーグル・ホーレ)
   Jonas H.Sjovaag / drums,keys,etc. (ヨーナス・H・ショーヴォーグ)


今回2回目の来日となるノルウェー出身のピアノトリオ“Eple Trio”。彼らの音楽を耳にしたことのある人は、まだそう多くはいないだろう。メンバーは、ピアノのAndreas Ulvo(アンドレアス・ウルヴォ)、ベースはSigurd Hole(シーグル・ホーレ)、ドラムのJonas H.Sjovaag(ヨーナス・H・ショーヴォーグ)。

バンド名のEpleとは、ノルウェー語でApple(リンゴ)を意味する。彼ら曰く、「いたるところで耳にする“ファストフードミュージック”へのヘルシーオルタナティブ」であり、その象徴がこのEple(リンゴ)であると言う。彼らの曲は、激しいストーリー性や展開があからさまに用意されている訳ではなく、メロディやリズムの一音一音が、言葉のように静かに流れ語りかけてくる。それは曲が進むにつれ、聞き手の心の中に様々な印象、予感、感情を生み、少しずつそして深く染みこんでいく。なぜかそれは自然の風景や、多彩な光が書き込まれた風景画を見ているような気持ちにさせるのだ。太陽、海辺の果てしなく続く断崖、海に沈む夕日、吹き抜ける風、日の光、青白い月、夜空、星の輝き、etc.

ひとつの印象がまた別の印象へとかわり、また次の場面では全く違った予感に包まれる。同じ曲でも、聴き進むにつれ全く異なった面を見せ、まるで小説が各章に分かれ物語を展開していくような知的で構造的な楽しさにも溢れている。彼らの音楽は、言葉であり語りであり、非常に洗練されたメッセージ(物語)ソングでもあるのだ。

歌詞はないが、切なさが滲み出るようなメロディもあれば、ゆるやかで時に激しいリズムや不協和音といった、あらゆる実験的な要素が盛り込まれながらも、そこにあるのは洗練さとどこかある種の素朴さが深く合わさった、懐かしくも切ない人間の根源的な郷愁さえ感じさせる、美しい調べだ。もしかすると、ひとによっては、JAZZに分類するのに抵抗がある人もいるかもしれない。しかし誤解しないで欲しい。それは奇をてらったわざとらしいアプローチや、頭だけに偏った小難しい排他的な音楽とは程遠い、非常に洗練された音楽への愛あふれる表現であり、美しい創作の味わいなのである。彼らが影響されたとしている音楽家たちの名前を見ても、それが分かる。バッハ、バルトーク、ケージ、デュラン、パーカー、エバンズ、サティなどといった、あらゆるジャンルの音楽を取り込み、自分たちで組み合わせ消化しようとする貪欲な音楽への愛と静かな情熱が、彼らの音楽を作り出しているのだ。そして、それこそあらゆるものを取り入れ発展していったJAZZと言う音楽そのものといわずして何と言おう。情熱が、彼らの音楽を作り出しているのだ。そして、それこそあらゆるものを取り入れ発展していったJAZZと言う音楽そのものといわずして何と言おう。

彼らの音楽に触れると、まるでここではないどこか遠くの懐かしい場所へ旅している、そんな気分になっていく。それはまさに自分自身が主人公となって、音楽という魔法の物語の中に入っていく体験でもある。

全編に広がる独特の哀愁や寂しさは、まさにスカンジナビアの自然の真ん中にあなたを誘い込むだろう。彼らの表現するすべてのものに、故郷の息吹が詰まっている。北欧の自然なくして彼らのJAZZ(音楽)は生まれなかった筈である。

ジャンルや観念を越え、音楽を愛するすべての人へ。2012年春、あなたも一緒に、このスカンジナビアの未知で魅惑的な風に吹かれてみてほしい。きっと新しい発見と感動の魔法をかけられることは間違いないはずだ。

日時:2012年5月27日(日)open 18:30 start 19:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約・当日共に 2,500円
主催:soundkitchen
共催:塩屋音楽会
後援:ノルウェー王国大使館

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸事務局

TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。









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