09/12 (木) エスト二ア・日本 Beyond the border performance live 2013「越境するアートパンクス」関西ツアー in 神戸

出演:NON GRATA (パフォーマンスアート集団・エストニア)
   藤條虫丸 & The Physical Poets (ダンス肉体詩・日本)
   向井千惠
   ミウラ1号
   松本智仁

日時:2013年9月12日 (木) open 19:00 start 20:00
   * 開演時間より前にウェルカム・パフォーマンスあり
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約・当日共に 2,000円
主催:向井千惠
共催:塩屋音楽会
FOOD:pirachaanpe

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸事務局
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。
  こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。


NON GRATA

旧ソ連、バルト3国のひとつ・エストニアを拠点として活動するパフォーマンスアーティストグループ。その活動範囲は、欧州全土から北米〜東アジアへと展開され、各国のアーティストを随時メンバーに加えながら、アメーバのごとく変幻自在に変容していく。その中心的活動は、Diverse Universe Performance Festival という名の越境ツアーで、真冬と真夏を除き、様々な国の美術館・ギャラリーでの作品展示とパフォーマンス公演を行いながら、通年開催されている。

NON GRATA のグループ名は、ラテン語のペルソナ・ノン・グラータ Persona non grata から借用したものと推測され、その意味するところは「好ましからざる人物、招かれざる客」で、彼らのパンクス精神を遺憾なく表している。その名の通り、彼らのパフォーマンスは、既成の、額縁に収まり、お高くとまったアート感覚を破壊するところから始まる。一見、粗野な喧噪に充ち、雑多な行為が無秩序に同時多発する。リーダーのAlは、しばしば、ハンドマイクをフルボリュームにして、アジテーション風に叫び続け、会場に混乱の波を立てる。メインパフォーマーの美女、デヴィルガールは、冷徹にしてシャープな動きで、観客の度肝を抜く大胆な行為を繰り返し、世界を異界へと変えていく。その周りには、奇妙な扮装の男女が、意味不明に徘徊する。野外でのパフォーマンスでは、発煙筒がたかれ、随所に火の手が上がり、赤く焼いた焼き鏝で自傷行為に至ったりもする。

NON GRATA のパフォーマンスの特徴を一言で云うならば、「反権威」だ。権威・権力からの人間の解放こそが、彼らの芸術表現の大いなるテーマであり、それは、エストニア社会を長く支配してきたキリスト教的秩序と、ソ連時代の共産主義的統制に対する「反逆」に由来しているように見える。

リーダーのAlが語った言葉「エストニア人とアイヌ人は祖先が同じだ。西に流れてエストニア人となり、東に流れて古代日本人になった」。

遠い親戚が、バルト海からやってくる。

藤條虫丸

ダンサー・振付家・演出家。日本を代表するダンサーの一人としてソロ活動の他、演出・製作・振付・ワークショップ等内外で 活躍。旅と芸をないまぜに、天と地、生と死、時空間そのものを自らの舞台とするダンススタイルは「天然肉体詩」という独自の世界を作 り上げ老男若女を間わない幅広い層の人々に鮮烈な 印象と根源的な感動を与えている。異分野・ 海外アーティストとの交流・共演も数多く世界中にファンや支援者を持つ。「生きとし生けるすべてのものに、慈しみを感じながら、全身全霊をかけて謳いあげる生命賛歌」を永遠のテーマに、ゆるやかに旅する天然肉体詩人。その旅はいつもあらゆる人・もの・風景を巻き込みながら一瞬の風のように吹き抜け、あざやかな美しい風紋だけを後に残して消えてゆく。2004年より屋久島に移住、半農半芸のライフスタイルを通して、日々繰り返される天然自然の営為をみつめつつ心身に心地よい遊び暮らし=アートライフを模索中。

89年、ソロ活動開始。世界中の古代遺跡、路上等でパフォーマンスツアー敢行。1978〜89年、「劇団維新派」所属。全作品出演。91年〜、ソロ作品『陰陽河』他多数製作・演出・振付・上演。99年、『亜細亜新潮流』。 02年、『永々流転〜Flowing Water』/「フィンランド日本芸術交流コンサート」等、海外アーティストとの交流イベントを多数製作上演。97年、飛田演劇賞最優秀即興ダンス賞受賞。00年、ユニット「阿羅漢」活動開始。日本国内外にて広範な活動を展開中。03年、Physical Poets公演プロデュース。ドイツ・フランスで招待公演とワークショップ。

サイト→http://www.notus.dti.ne.jp/~mushimal/annnaihtm.htm
写真→http://www.notus.dti.ne.jp/~mushimal/E_other_photo.htm

The Physical poets

2002年に初めてその集団としての姿を現した、複合アート集団。
内なる、或いは外なる彼我と自我との間を行き来し、時に彷徨しながら、観衆の内を、そして空間そのものの中を風のように、行き来し、また観衆の内なる何かを動かしていく若き天然肉体詩人たち。東洋的身体性に基づく、日本人、韓国人を含む構成員は、国内外に住み、公演毎に結集する。現代の日本に在存する伝統的舞踊や、伝統文化である呼吸法を駆使した身体操作と、世界にその名を知られる日本産コンテンポラリーダンスの一つである「BUTOH DANCE」との融合。言葉(ロゴス)を介在させず、肉体と精神という自己の存在に備わる、根源的な生命力から生まれてくる表現世界は、言葉以前のコトダマとなって豊かなる天然肉体詩を紡ぎだす。日本各地、韓国、独国、エストニア等世界中で活動し、民族楽器を用いた重厚な生演奏による音楽とあいまって、国境を越えた多くの観客の支持を集めている。今回はThe Physical poetsからは金亀伊織が参加する。

金亀伊織 https://www.facebook.com/iorikinki

向井千惠

胡弓(二胡)er-hu, piano, voice, etc 1975年、美学校小杉武久音楽教場に学び、胡弓(二胡)を手にし、即興演奏を始める。地歌を中華絃耀に師事。“East Bionic Symphonia”、“STEREOS”等に参画。現在ロックバンドChé – SHIZU、即興演奏グループ“打鈍(dadunr)”、“amabeys!”、ソロの演奏の他、様々なアーティストと国内外で共演。即興表現によるMIXED MEDIA ARTのフェスティバル“PERSPECTIVE EMOTION(透視的情動)”主宰。即興表現ワークショップを開催。 http://www.kilie.com/mukai/

ミウラ1号

ブラジル・インド・中東・アイルランドなどのパーカッション、バンブーサックス、小型弦楽器などを用い、ソロからグループまで様々な形態で活動。しばしばワークショップも開催している。 http://www.miura1.net

松本智仁 MATSUMOTO Tomohito [12strings guitar]

1987年生まれ、大阪在住。フォークミュージックとフリーインプロヴィゼーションを接点とする即興演奏活動を2008年頃から開始。ソロ演奏では12弦ギターを使用し、歌なしのギターインストゥルメンタルミュージックを展開する。バンドでは向井千惠、EMEMEとの即興バンド、amabeys!でも活動。 http://matsumototomohito.blogspot.jp/

カレンダー, 塩屋音楽会|2013.09.12

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