10/07 (月) Ocean Breath: music for shakuhachi, didgeridoo and beatbox

Breathとは –「息吹」

それは生命、精神、魂。すべての根源。地球の鼓動。生命維持に必要不可欠な無意識の美。それぞれの息吹から生まれる独自のリズム、ヴォイス、メロディーをそれぞれの表現方法で操る異色音楽トリオである。

2012年6月11日、West AustraliaにあるPerthのBodhi Tree Caféにて行われた映画「Ashes to Honey」の上映祭にて演奏を初披露し、強烈な世界観と存在をあらわにする。

Anne Normanによる一度聴いた時から呪文を唱えられたかのように記憶から離れない美しく、また魂の深層にて瞑想を呼び起こすかのようなメロディー。Anneの音の波の横を、Sanshiによる更に深いトランス状態へと誘う脈打つドローンサウンドの波動。独特かつ燃えたぎるパワフルなグルーヴ、その更に上を、口、声、息を操り繰り出される音とビート。これがヒトから出ているという事実と、ヒトから出ているとは思えない感情の間を泳ぐReoの音。それらの全てが混ざり合い、直感と閃きの即興をたより音の風景と物語が作られる。

Breath Artists :
* Sanshi 三枝 芳隆 plays didgeridoo and lives in Fremantle, Western Australia
* Reo Matsumoto 松本玲央 is a beatbox from Yokohama, Japan
* Anne Norman アン・ノーマン is a shakuhachi player based near Melbourne, Victoria

日時:2013年10月7日 (月) open 19:30 start 20:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約・当日共に 2,500円
主催:Breath
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸事務局
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。
  こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。


アン・ノーマン (Anne Norman)

尺八をはじめとする様々な笛やフルートの演奏家であり、作曲家でもあります。欧米型のフルートを学んだのち、1986年、当時住んでい た日本で上田流の中村心瞳に師事、尺八を手にしました。1990年には日本の文部省から2年間の奨学金を得、東京芸術大学で人間国宝・故山口五郎(琴古 流)に師事しました。その他の流派では、海童道の田嶋直士に師事し、現在でも来日の度に教えを受けています。

アンは現在メルボルンに住み、フリーランスのアーティストとして、様々なアーティストと彼女の尺八とのアンサンブ ルによるオリジナル作品を制作しています。自己表現のスタイルを模索する過程において彼女は、他のアーティストとの即興演奏を中心とした独自の尺八演奏のスタイルを確立しました。

メルボルン大学で得た音楽学士と教員資格に加え、モナシュ大学では民 族音楽学の修士号を取得しました。演奏スケジュールの合間には、尺八を教えたり、小中学校を訪れて子供たちに日本の伝統音楽を紹介するワークショップを開 くなどの活動を行っています。 http://annenorman.com

サンシ (三枝 芳隆)

1996年よりディジュリドゥという世界最古の木管楽器に目覚める。色々なミュージシャン、アーティストとJam、共演しその瞬間で作り上げられる即興音楽はまさに生もの。西オーストラリア、フリマントル在住、ディジュリドゥショップを営み、アーティストとして、講師として活動中。自然の産物であるこの楽器が紡ぎ出す倍音を操り、地球との共振を試みる日本人ディジュリドゥ奏者。http://www.didgeridoobreath.com

松本玲央

2007年から2009年の内は各年間150本以上の演奏を各地のライヴハウス、障がい者施設などで行い、日本でも数少ないWorkshopなども展開。横浜、東京などで開講。レッスンなどの活動も行う。

1988年1月24日東京で生まれ横浜で育つ。
2005年17歳、Dj、dancer、スケーター、rapper、track makerなのど仲間の刺激により同じHiphop cultureのHumanBeatBoxに出会う。当時Beatboxが全く無名だった為、音とスキルは全て手探りと独学で学び、わずか2ヶ月で初舞台にてライヴ行う。
2006年:杉野服飾大学へ進学。
2007年:杉野服飾大学を1年で中退。
その後2007年から2009年の内は各年間150本以上の演奏を各地のライヴハウス、障がい者施設などで行い、日本でも数少ないWorkshopなども展開。横浜、東京などで開講。レッスンなどの活動も行う。
当時結成したチーム「S.E.P」では、様々な施設を中心に活動。他にも数多くのイベントへゲスト出演し川崎CLUB CITTAで1000人規模のイベント『人=人』の主催兼出演を勤める。
2010年:突如日本での活動の一切を中断しBuskingのみで世界を周り音楽と表現を学びヒトビトと共有すべく流浪の修行を始め現在そのさなかである。

http://matsumotozokuproject.wordpress.com/home/reo-matsumoto/

In January 2012 I stepped off a ship in Fremantle and called my recording engineer friend Lee, asking for a didge player. I had just been performing on a Japanese cruise liner and had a few ideas I wanted to try out. “I know this awesome Didge player from Freo, he’s fantastic, and he’s Japanese!” Lee said. “Great, when can we book the studio?” I soon met the amazing Sanshi, and we recorded our first tentative duos as we got to know each other.

A couple of months later I was back in Perth again and I booked some more time in the studio with Sanshi, and this time we invited Reo to join us, a travelling busker. He is the most remarkable beat-boxer I have ever met. This was not the recording project I had initially had in mind, but it was something quite magical and new. We decided to call ourselves Breath; a trio of didgeridoo, shakuhachi and mouth percussion.

We then did an improvised concert at a friend’s café, at a screening of the documentary “Ashes to Honey” by Japanese film maker Hitomi Kamanaka. It was about a community’s struggle against the Nuclear Power industry on an island in the Seto Inland Sea. We had guest speakers including aboriginal elders against uranium mining and Akiko Stockton who grew up in Fukushima. At the end of the show, we all agreed we would like to go to Fukushima to play for the kids stuck indoors there. The idea of a trip to Japan was born.

Anne

「息吹 (ブレス):福島への旅」はオーストラリア外務貿易商豪日交流基金より助成を受けております。

カレンダー, 塩屋音楽会|2013.10.07

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