10/11 (金) Radu Malfatti / Klaus Filip / Nikos Veliotis / noid / Hankil Ryu / Matija Schellander / Ali Morimoto

live:
radu malfatti – trombone
klaus filip – sine waves
nikos veliotis – cello
hankil ryu – typewriter, clockworks
noid – cello, jing-hu
matija schellander – double bass, electronics
ali moromoto – electronics

日時:2013年10月11日 (金) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
   〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約・当日共に 2,000円
主催:klaus filip
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸事務局
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。
  こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。


ラドゥ・マルファッティ Radu Malfatti

43年オーストリア、インスブルック生まれ。トロンボーン奏者/作曲家。70年代初頭より、Chris McGregor’s Brotherhood of Breath、Elton Dean’s Ninesense、Nick EvansとのNicra等のグループでの活動の他、Derek Bailey、Evan Parker、Paul Lytton、John Stevens等と共にフリー・インプロヴィゼイション第一世代の演奏家として活動。80年代以降は、即興演奏と平行して作曲活動にも力をいれ、94年には、Antoin Beuger、Burkhard Schlothauerによって設立された、作曲家/演奏家のアンサンブル、”Wandelweiser Group”に加わる。以降、作曲と即興共に極度に音の少ない静謐な傾向を強め、近年は作曲をメインの活動とする傍ら、杉本拓、Mattin、Klaus Filip等と演奏活動を行い、CDをリリースしている。

クラウス・フィリップ Klaus Filip

63年オーストリア、ウィーン生まれ。コンピューターによるライブ・インプロヴィゼーションの可能性を演奏環境自体から追求するため、ソフトウェア”lloopp” を開発(オープンソースで配布され、フェネス、クリストフ・クルツマンといったラップトップ音楽家に愛用されている)。日々アップデートを重ね、シンセシスとサンプリングのなし得る領域を極限まで拡張してきた一方、プログラマーであるクラウス自身は近年、いくつかのサイン波のみを用いたきわめてシンプルな演奏を行い、環境音との関係における音に対する認識の問題へと取り組んでいる。クラリネットのカイ・ファガシンスキーとのデュオLos Glissandinosのほか、ラドゥ・マルファッティ、dieb13、杉本拓、マッティンらウィーン内外のミュージシャンたちと数多く共演を重ねている。 http://klingt.org/filipino/cv.html

Photo by Dimi Lalas

ニコス・ヴェリオティス Nikos Veliotis

ギリシャ出身のチェロ奏者。バロック弓を駆使した静謐なドローンから、チェロ粉砕プロジェクト”cello powder”まで、幅広く活動。参加グループに、ストリングス・ダーク・アンビエントユニット”MOHAMMAD”、ロードリ・デイヴィス、アンハラッド・デイヴィスとのインプロヴィゼーショントリオ”CRANC”等。日本でのライブは、デヴィッド・グラブスグループのメンバーとして来日した2004年以来となる。

リュウ・ハンキル Ryu Hankil

75年韓国はソウル生まれ。彼は2つの韓国の有名なインディー・ポップ・グループのキーボード奏者だった。しかし、最終的にはそれらのグループを脱退した。なぜなら、彼は典型的な普通の音楽の制作とそのサウンドにうんざりしてしまったからだった。彼は楽器を変え、更に即興音楽に集中した。Hankil は05年から “RELAY” という月例のコンサート・シリーズを主催している。また、自主レーベル Manual を設立し、実験音楽、即興音楽の音源や雑誌をリリースしている。彼は大友良英の “FEN(Far East Network)” とタイプライター奏者からなる “A. Typist” のメンバーである。

ノイド noid aka arnold haberl

70年生まれ。ウィーン在住。作曲家、パフォーマー、即興演奏家、チェロ奏者、電子楽器奏者。彼の音楽的手法は基礎研究として言い表すことができる。彼の仕事は、ソロ演奏からアンサンブル作曲、サウンドインスタレーションからビデオまで、と相反する広い範囲にわたっている。音楽とサウンドアートの境界を否定し、エレクトロニクスとともにアコースティック楽器も扱う。そして彼は様々な異なる分野のアーティストとコラボレーションを行なっている。joão fiadeiro, colette sadler, akemi takeya, philipp gehmacher のような振付家、alexander schellow, heike kaltenbrunner, erik hable or andré goncalves といったヴィジュアルアーティストなど。即興演奏家としては、klaus filip, 宇波拓, o.blaat, axel doerner, christian weber, erikM, dieb13, 内橋和久, burkhard stangl, yan jun, 半野田拓, carl stone, mattin といった演奏家と共演している。彼は “ppooll” プロジェクトのプログラマーでもある。(ppool : 即興演奏、作曲、インタラクティブ・インスタレーション等のライブのためにデザインされた、オープンソース、コピーレフトのフリーウェア) klaus fillip(メイン・プログラマー)とともに09年サンフランシスコの cycling74 ユーザーカンファレンスに招待され、このソフトウェアを発表した。彼は毎年開催される学際的なフェスティバル “reheart” を主催するチームの一員であり、09年と10年の “konfrontationen nickelsdorf” フェスティバルでサウンドアートの展示を企画した。 http://noid.klingt.org/

マティヤ・シェランダー Matija Schellander

オーストリアの作曲家、即興演奏家であり、現在はウィーンに拠点としている。主にダブル・ベースとモジュラー・シンセサイザーを使用する。12年に7つのエレクトロ・アコースティック曲からなるソロ・アルバム “sum šum” を韓国のレーベル Manual から発表。Schellander の近年のダブル・ベース・ソロは、空間、移動、光と音を取り込んだ3つのパートからなるパフォーマンスである。コンセプチュアルである一方、その演奏は音楽の本質的な非理性的、感覚的コミュニケーションの可能性を閉じてはいない。 http://matija.klingt.org/

森本アリ Ali Morimoto

音楽家。極めて雑多に音楽を続けた結果、ゲームボーイ、口琴等はそこそこの評判。奇妙な楽器好き、楽器でないものを楽器にするのも好き。ほっこり系爆裂ブラスバンド「三田村管団?」、脱力トランペット楽団「ぺ・ド・グ」、原始的電子生音デュオ「口八丁」等や「ソロ」などで活動。掃除機、風船、サンプラー、おもちゃも楽器も使いこなし、ワークショップやBGM制作なども手掛ける。神戸、塩屋の築100年の洋館「旧グッゲンハイム邸」管理人として塩屋音楽会企画運営も務める。 http://www.nedogu.com/kumacoop/


カレンダー, 塩屋音楽会|2013.10.11

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