かけがえのないものが
音も立てずにまちから消えていく。
なにげないものが愛おしい。
そういうものを
かたちにしておきたい。
まちの本屋が減っている。
本が売れなくなったと聞くけれど、
本屋を始める人・始めたい人は一定数いる。
近年、公共図書館では便利なサービスが提供され、
立地や地域性、あるいは司書の個性を発揮して
間口を広げるイベントなどが企画されている。
地域密着の書店、いわゆる独立系と呼ばれる本屋、
私設図書館、一風変わった取り組みを行う公共図書館。
ゲストに迎えた本のプロたちとともに、
本を介して人が集うということ、
場とまちとの関係について探ってみようと思う
出演:
STORAGE bookstore|元町
Fabulous OLD BOOK|元町
まめ書房|岡本
風文庫|芦屋川
小林書店|立花
流泉書房|垂水
自由港書店|須磨海浜公園
1003|元町
古本屋ワールドエンズ・ガーデン|灘
あかし市民図書館|明石
神戸市立図書館
兵庫図書館|兵庫
すまうら文庫|須磨
ひろば文庫|須磨
世界のはしっこ|塩屋
岩淵拓郎|宝塚
和久田善彦|塩屋
出店:
喫茶シロクマ(2/19のみ)
朝の研究所(2/19のみ)
六甲山系ピカソ(2/20のみ)
homesickcafe(2/20のみ)
日時:
2022年2月19日(土) ①10:00-12:00|②13:30-15:30|③16:30-18:30
2022年2月20日(日) ④10:00-12:00|⑤13:30-15:30|⑥16:30-18:30
会場:
旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:
イベント各回 1,000円/全6回通し券 4,000円
※要予約
2月19日(土)
①10:00-12:00 これしかやらない書店
出演:
STORAGE bookstore
Fabulous OLD BOOK
まめ書房
店主のこだわりが強すぎて敷居が高い。素人は気軽に足を踏み入れられない聖域。しかしそれを共感・共有する人たちが一定数いて “場”としての強度がある。それは、そこである種の文化が育まれているからなのだろう。店を続けていくための根気はおそらく並大抵のものではない。扉を開いた瞬間に漂うただならぬ空気感。3人の店主に、あえて神戸で「これしかやらない」意味を問う。
②13:30-15:30 あれもやる、これもやる本屋さん
出演:
風文庫
小林書店
流泉書房
本以外にいろんなものを販売し、生活のあれこれに手を差し伸べる。人んちみたいな玄関、間取り、サンタのコスプレで本の配達、たまに近所の弁当もデリバリー。これ全部、書店が行なっていること。ただの趣味なのか、おせっかいなのか。まちとともに呼吸をするように営みを続ける本屋さんに聞く、本を売買することと関係ないように見える活動の真意とは。
③16:30-18:30 本屋をひらく、本屋をつづける
出演:
自由港書店
1003
古本屋ワールドエンズ・ガーデン
企画:有吉結子
店主一人で営む本屋。棚に並ぶ本が、語らずとも店主の個性を自然と伝える。トークイベントや読書会、カウンター越しの店主とのやりとりが、本の世界を越えた何かをもたらしてくれるサードプレイス。独立系と言われたりもするそんな本屋の、本を売るという生き方を選んだ店主たちに、お店を開いてそれぞれのスタイルでとりあえずここまで続けてきた、その内幕と今の思いを聞く。
2月20日(日)
④10:00-12:00 公共図書館のいま
出演:
あかし市民図書館
神戸市立図書館
兵庫図書館
図書館とはおそらく、最も幅広い世代が利用する公共施設である。昨今では、民間運営が主流となり、単に本を貸すだけではない、その図書館独自のサービス提供は当たり前になりつつある。本に親しんでもらうために敷居をさげ、間口を広げ外に出て行こうとイベントなどを企画して、立地や地域性、司書の個性を発揮して独自のアプローチで展開している。暮らしにより近いものとなってきた公共図書館の現在と未来について考える。
⑤13:30-15:30 私設図書館のいまむかし
出演:
すまうら文庫
ひろば文庫
世界のはしっこ
私設図書館やまちライブラリーといったまちの小さな図書館。1970年代に自宅と蔵書を開放して子どもたちに貸したり、読み聞かせをする家庭文庫、地域でその活動を担う地域文庫も広まっていった。須磨では「ひろば文庫」と「すまうら文庫」が誕生した。子どもたちにとっては、集まり、遊び、本から広がる大きな世界への入り口となり得る場。時代が変わってもなお求められ続けている、本を介してできる居場所づくりについて再考する。
⑥16:30-18:30 ところで最近何読んでますか?
ホスト:
岩淵拓郎
和久田善彦
どんな情報にもオンラインでアクセスできる(ような気がする)いま、実際みんな何を読んでいるか、あえてフィジカルで持ち寄ってレコメンしたりされたりの夕べ。書籍、雑誌、新聞、ZINE、絵本、写真集など(ただしオンラインコンテンツはNG)、とにかく最近読んだものを1~数冊お持ちください。ジャンル不問、もちろん手ぶらでもOK。
主催:シオヤプロジェクト
令和3年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。
STORAGE bookstore (ストレージブックストア)
神戸元町にてデザイン業の傍ら、2017年に事務所ビルの一室を借りてデザインとアートブックの専門書店を開設しました。又、書店の他、ギャラリーと書庫バーを併設しています。これまでここに訪れる人たちと、いろんなイベントの企画をしてきました。これからも人と人の心が交わる場を追い求め、活動を続けていきたいと思っています。
Fabulous OLD BOOK (ファビュラス・オールド・ブック)
2000年12月、神戸元町で開業。古き良きアメリカ文化をテーマにしたアメリカミッドセンチュリー(1950年代前後)の古絵本を中心に、当時の子供部屋にあったような雑貨も取り扱う。イースター、ハロウィン、クリスマスなどの行事を描いたアメリカ絵本を通じて、「本当の豊かさとは何か」を追求している。
まめ書房
2015年、神戸岡本の古いアパートにて開業した「沖縄の本」専門店。棚の本は新刊・古書共、全て沖縄に関するものだけ。他に沖縄の工芸品や食品なども扱い、様々な沖縄文化に触れていただけます。小さな読書スペースとギャラリーもあり。お客様にとって心地よく、価値ある体験が得られる「場」でありたいと願っています。
風文庫
2019年5月、阪急芦屋川駅すぐのマンションの3階にてオープン。絵本を中心にした古本のほか、大阪阿倍野区「みつばち古書部」の分蜂として「芦屋みつばち古書部」も常設し、一箱箱主さんの本も販売しています。ギャラリースペースと6畳の畳の部屋で展示やイベント開催も。目指すは「おばあちゃんのおうち」。
小林書店
1952年創業。立花駅前から続く商店街にある売り場十坪の小さな本屋。2020年、小林書店の実話から生まれた小説「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」(ポプラ社/川上徹也著)発売。2021年、小林書店についてのドキュメンタリー映画「まちの本屋」(大小田直貴監督)公開。「本だって傘だって、私が良いと思うものをお客様に届けたい。」
流泉書房
1953年三宮センター街にて創業。2018年12月3日に垂水センター商店街に出店。原画展や写真展、読書会、「子どもが子どもに読み聞かせ」、書籍配達に合わせて商店街仲間が作ったお弁当やパンの配達。2021年11月には神戸の出版社「苦楽堂」様より「今日は何の日?今日も本の日」を出版させて頂いた、街の小さな新刊書店です。
自由港書店
2021年5月に開業したばかりの新しい書店です。JR須磨海浜公園駅南方面口、(確認)目の前の青い一本道をスマスイ&須磨ヨットハーバーに向かって真っ直ぐ歩いていくと見えてくるレトロビル1階で、扉を開いて営業しております。自由港ですので、これからどんな品物が入港し、やがて出港していくことになるのか、店主もわかっていません。
1003
古本・新刊・リトルプレスを扱う本屋です。2015年に神戸元町にて開業、2020年末に乙仲通沿いのビル5階に移転しました。最近は6:4の割合で新刊多め。取扱いジャンルは文芸から食の本まで様々ですが、ジェンダーやフェミニズム関連の本が増えてきました。書籍の原画展や著者のトークなど店内イベントも開催。
古本屋ワールドエンズ・ガーデン
2012年神戸市灘区にぼんやり開業しました。書籍販売のほか、著者を招いてのトークやライブに映画鑑賞会など、店舗を使ったイベントも開催したりもしています。2020年(確認)冊子出版をにらみリソグラフ印刷機を導入。現在はご近所の行事チラシの印刷も引き受けています。
あかし市民図書館
2017年1月に明石駅前の再開発ビルに移転・リニューアルオープン。蔵書数は約45万冊、来館者は年間約90万人を誇ります。本の貸し借りだけでなく、本で自己紹介するコミュニケーションツール「たこ文庫」の開発やボランティアとは異なる市民活動“Dチーム”による企画など、まちと人、人と人との交流も大切にしています。
神戸市立図書館
神戸市立図書館は1911年の創設以来110年の歴史があり、現在は各区に1館ないし2館の図書館を整備しています。最近では、2013年に東灘図書館の移転・開館、2019年には北神図書館、2021年には名谷図書館が開館しました。今後は、2022年度中に三宮図書館が仮移転、西図書館が移転・開館し、その後も北図書館、垂水図書館、三宮図書館の移転・開館を計画しています。
兵庫図書館
1996年5月にJR兵庫駅前に開館。2009年より指定管理者として大新東グループが3期12年間、管理運営。「ちいきいとvol.24 神戸市民ならこれを読め篇」、「兵庫図書館おばけやしき」、「みんなの青空図書館」など館の内外を問わず地域色の濃いユニークな企画、イベントを連発。地域の「今」に寄り添う図書館を目指しています。
すまうら文庫
1978年、須磨浦商店街の林油店の一角で一人の母親が自宅の本棚を地域に開いてはじまった家庭文庫。本に囲まれたゆったりとした空間を提供すること、自分の好きな本を選んで借りること、おはなしの会を3本柱として運営されてきており、児童書を中心とする蔵書は約7000冊。月に2回、第1第3土曜日の午後に開館する。
ひろば文庫
1975年に須磨区離宮前町近辺の地域活動の一つとして始まった文庫です。場所を移転しながら、地域の親たちで引き継ぎながら運営をしています。月2回開館し、絵本の貸し出しや読み聞かせ、親子遊びなどをしています。また図書館や小学校、育児サークルに出向きおはなし会をしています。こうべ子ども文庫連絡会に所属しています。
世界のはしっこ
2021年6月に神戸は塩屋に開館したまちライブラリーです。自宅敷地内の空き家を住み開きした地域の公園のような、休憩所のような、公民館のような、お家のような場です。近隣の子供達のアイデアを運営にも取り入れるなど、利用者主体の小さな図書館です。
岩淵拓郎
1973年生まれの編集者 from 歌劇と手塚の町。主にアート関連の本の編集、文化プロジェクトの企画制作、ものづくり企業のブランディングなど。神戸では地域系お見立て抗争頂上決戦「ちいきいと」司会や、3ヶ月に1回グ邸で持ち寄りで音楽を聴く会「ところで最近なに聴いてます?」ホストなど。
和久田善彦
ぴあ株式会社。編集者。森本アリからアンドレス・イニエスタまでいろんな著者の本を作ってます。旧グッゲンハイム邸では、安田謙一さんと映画と音楽について話すイベントの他、時々DJをしたり庭でキャッチボールをしたり。塩屋の海でアオリイカだけを釣る集団「シオヤフィッシングクラブ」でも活動。
最近、「塩屋」を研究発表のテーマにとりあげる学生や研究者が少なからずいることに驚かされます。まちづくりやコミュニティに関するものだったり、既存の建物のリノベーションを提案するものだったり、卒業論文や卒業設計、コンペなど、発表の場は様々で、内容や切り口もいろいろ。
ここ1、2年で蓄積された各方面の塩屋研究の合同発表の場を設けることにしました。ユニークな研究を講評する評者も、塩屋と関わりの深い方にお声掛けしています。塩屋の〝何〟が研究に価するのかを知ることによって、塩屋についてより深く知る機会になるのではないでしょうか。
#しおやあれやこれや #まちのかたちキオクノキロク
出演者:
寺西遥夏(横浜国立大学4年/現在、横浜国立大学Y-GSA所属)
2020年度卒業設計「まちの文化と記憶を紡ぐ庭園」
辻七虹(大阪大学大学院修士1年/作成当時は学部4年)
卒業論文「まちのアイデンティティの醸成・継承過程に関する研究
ー 神戸・塩屋と旧グッゲンハイム邸を対象としてー」
卒業設計「Dejavecu House」
寒竹志勇・内藤廉哉・宮本真実・山口ひより(明石高専4年/発表当時は3年)
第17回全国全国高等専門学校デザインコンペティション 創造デザイン部門
「塩屋おすそわけバザール リノベーションで醸成するまちづくりの提案」
本田祐基(大阪市立大学大学院前期博士課程修了)
修士論文「人の繋がりからみたリノベーションとその展開」
塩屋景観ガイドライン(試験運用版2020)
自然・眺望・歴史を引き継ぎ地域固有のの文化・魅力を育む。
制作:塩屋まちづくり推進会
講評:
水島あかね(明石工業高等専門学校 建築学科准教授)
橋本健史(橋本健史建築設計事務所・403architecture [dajiba])
サラ・デュルト(塩屋研究会・シオヤプロジェクト)
日時:2021年8月29日 (日) open 16:30 start 17:00
成果物の展示会場(2F)の開場は16:00になります
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:一般500円 学生無料
主催:シオヤプロジェクト
令和3年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局
TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
昨年のとあるイベントのあと、参加者のお一人から「はいっ」と軽く手渡されたデータ。開いてびっくり、見たこともない昔の塩屋の景色がたくさん入っていました。こんなに面白いもの、内輪だけで楽しむのはもったいない。みんなにも見てもらいたい!それをきっかけに、いにしえの塩屋に思いを馳せてみたい!と、いうわけで、明治から昭和初期にかけての古い絵葉書をスクリーンで見ながら、塩屋のまちやお店、子どもの頃に見聞きした外国人のくらしなどについてのお話を聞かせてください。
#しおやあれやこれや #まちのかたちキオクノキロク
日時:2021年7月4日 (日) open / start 10:00 end 12:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約不要無料
主催:塩屋研究会
協力:塩屋まちづくり推進会+シオヤプロジェクト
資料提供:村上忠男・中尾嘉孝
お問い合わせ:塩屋百景事務局
TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
かけがえのないものが
音も立てずにまちから消えていく。
なにげないものが愛おしい。
そういうものを
かたちにしておきたい。
見慣れたまちの風景を映像の中で見ると、知っているような知らないような、
懐かしいような新鮮なような感じがする。
切り取られたまちの風景にそれぞれの物語が紡がれてフィルムに記録されていくように、
わたしたちの記憶のどこかにも新たなイメージがアップデートされる。
映画を通して見る、まちのかたち、キオクノキロクを語る。
出演:
松下麻理(神戸フィルムオフィス)
田中範子(神戸映画資料館)
安田謙一(ロック漫筆家)
土屋千佳(神戸フィルムオフィス)
岩淵拓郎(編集者/一般批評学会)
前畑洋平(産業遺産コーディネーター)
前畑温子(写真家兼産業遺産探検家)
角野史和(一級建築士事務所 こと・デザイン)
柳谷菜穂(一級建築士事務所 こと・デザイン)
慈憲一(naddist)
森本アリ(シオヤプロジェクト)
小山直基(シオヤプロジェクト)
※出演順
出店:
かばくんカレー 2/20(土)
喫茶シロクマ 2/20(土)
六甲山系ピカソ 2/21(日)
トア食堂 2/21(日)
スケジュール:
会場:
旧グッゲンハイム邸(JR/山陽塩屋駅徒歩5分)
〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:
イベント各回 1,000円/全6回通し券 4,000円(要予約)
2月20日(土)
①10:00-11:30 映画をつくる、映画をのこす
出演:
松下麻理(神戸フィルムオフィス代表)
田中範子(神戸映画資料館支配人)
2000年9月に設立され、今年20周年を迎えた撮影に関する神戸市の公的な窓口、神戸フィルムオフィスの松下麻理と、民営では国内最大規模で映画フィルム、書籍、ポスター、機材などを収集・保存・公開するフィルムアーカイブ、神戸映画資料館の田中範子が、それぞれの拠点の活動を紹介しつつ、神戸と映画のこれまでとこれからを語る。
②13:00-15:30 映画の中の神戸 1924-1999
コメンテーター:
安田謙一(ロック漫筆家)
1924年から1999年までの神戸ロケが含まれる映画から神戸映画資料館独自の神戸セレクション。キラキラした港町だけではない、銀幕に潜むあんな神戸こんな神戸を堪能する。ロック漫筆家 安田謙一氏によるまちの記憶とともに思い出を手繰り寄せる副音声もお楽しみに。(映像編集:溝渕一夫 協力:木全公彦)
③16:00-18:30 映画の中の神戸 2000-2020
コメンテーター:
土屋千佳(神戸フィルムオフィス)
安田謙一(ロック漫筆家)
最近20年間に神戸で撮影された映画を題材に、ロケーションに関わった神戸フィルムオフィスの撮影秘話、神戸ならではのロケの基準や特徴、そしてフィルムに刻まれた神戸について話す。 (協力:和久田善彦)
「かばくんカレー」「喫茶シロクマ」の出店あり!
2月21日(日)
④10:00-12:00 塩屋ロケ地巡り
集合場所:
山陽滝の茶屋駅
映画『夜霧のブルース』で、石原裕次郎が一目惚れした浅丘ルリ子をその下で待ち伏せする通称裕次郎橋から、2020年のヴェネチア映画祭で銀獅子賞に輝いた『スパイの妻』に出てくる福原夫妻の暮らす家まで新旧映画に現れた塩屋の町の映画的名所を巡る。
⑤13:30-15:30 映画の中の塩屋
コメンテーター:
塩屋のまちの人
映画、ドラマ、CM、MVなどにあらわれる塩屋の町を集めて見る。撮影時のエピソードやロケに使われた場所にまつわる逸話を聞く。
塩屋で撮影された映像作品をお持ちの方は1月中にご連絡ください。
⑥16:00-18:30 架空の映画ロケ地アワード
司会:
岩淵拓郎(編集者/一般批評学会)
審査員:
松下麻理(神戸フィルムオフィス代表)
安田謙一(ロック漫筆家)
出演:
チーム産業遺産(前畑洋平 + 前畑温子)
チームシタマチ(角野史和 + 柳谷菜穂)
チームナダ(慈憲一)
チーム勝手にまち探訪(森本アリ + 小山直基)
神戸の町を歩いていたら思わず妄想してしまう映画のワンシーン。各地のエキスパートがお題にあわせた絶好のロケ地を提案。いつかあの地であのシーンを実在の映画で実現させるべく熱戦を繰り広げる。栄冠は誰の手に!?
「六甲山系ピカソ」「トア食堂」の出店あり!
主催:シオヤプロジェクト
共催:旧グッゲンハイム邸
令和2年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局
TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
松下麻理(神戸フィルムオフィス)
奈良市生まれ。神戸市内の3つのホテルでの勤務を経て、2010年に神戸市が初めて公募した広報専門官に就任。2013年からは広報官として神戸市の広報を担う。2015年からは、神戸フィルムオフィスにて、映像作品の誘致やロケ支援を通じて神戸の魅力発信を行っている。好きな映画は『ニューイヤーズイブ』『ホリデイ』『プラダを着た悪魔』
田中範子(神戸映画資料館)
1969年堺市生まれ。映画祭スタッフや映写技師等を経て、2007年の神戸映画資料館開館より支配人を務める。併設シアターの上映企画のほか、神戸映像アーカイブ実行委員会の事務局として、神戸発掘映画祭の実施や市民参加型のフィルムアーカイブ活動に取り組む。2019年に安井喜雄館長とともにNPO法人を立ち上げ所蔵資料の調査・活用を進めている。
安田謙一(ロック漫筆家)
1962年、神戸市生まれ。灘区在住。著書に『ピントがボケる音』、『なんとかとなんとかがいたなんとかズ』、『神戸、書いてどうなるのか』、辻井タカヒロとの共著で『ロックンロールストーブリーグ』、『書をステディ町へレディゴー」など。新著は『ライブ漫筆』(誠光社)。好きな映画は『エクソシスト』『少年』『デス・プルーフinグラインドハウス』
土屋千佳(神戸フィルムオフィス)
神戸生まれ神戸育ち。大学卒業後8年ほど東京にて映画・映像関連の雑多な仕事に携わる。2003年春に神戸に戻ったところ、神戸フィルムオフィスに拾われ、現在に至る。これまで2回遊びに行ったNYで、1回目はウディ・アレン、2回目はデニス・ホッパーに遭遇したことが人生のプチ自慢。好きな映画は『ゴッドファーザー』『サウンド・オブ・ミュージック』『突然炎のごとく』
岩淵拓郎(編集者/一般批評学会)
1973年、宝塚市生まれ/在住。主にアート関係の本の編集、イベントやワークショップの企画など。神戸では「ちいきいと」「ところで最近なに聴いてますか?」などイベント司会多め。12~14年、宝塚映画祭ディレクター。好きな映画は『さびしんぼう』『リストランテの夜』『僕らのミライへ逆回転』
チーム 産業遺産|前畑洋平(産業遺産コーディネーター)+ 前畑温子(写真家兼産業遺産探検家)
小学校の頃、ある映画に憧れて廃工場に秘密基地を作って遊んだあの日から、日本中の廃墟を巡るようになった今、産業遺産に足を踏み入れると架空の映画のワンシーンが浮かぶ。映画と産業遺産のイイ関係を夫婦で提案いたします。好きな映画は前畑洋平『スターウォーズ』『ぼくらの7日間戦争』『人類遺産 』、前畑温子『リップヴァンウィンクルの花嫁』『インターステラー』『SAW』
チーム シタマチ|角野史和 + 柳谷菜穂(一級建築士事務所 こと・デザイン)
場所愛と1対1のお付き合いをモットーに建築設計、住民主体のまちづくり支援・地域計画・地域振興を生業にしているチームシタマチ。師弟関係でもあり、互いにパラサイトな関係でいたい。好きな映画は角野史和『菊次郎の夏』『フロム・ダスク・ティル・ドーン』『プロジェクトA』、柳谷菜穂『サマータイムマシン・ブルース』『シン・ゴジラ』『タンポポ』
チーム ナダ|慈憲一(naddist)
1966年神戸市灘区生まれ。大学から灘を離れそのまま就職するも震災を機に帰灘。灘区をテーマにしたフリーペーパー『naddism』、メールマガジン「naddist」、WEBサイト「ナダタマ」などでマニアックな灘情報を発信しつつ、数々のイベント、ツアーを開催。摩耶山でレンタルショップmonte702開店。灘百選の会事務局長、摩耶山再生の会事務局長、水道筋商店街非公式案内人、坂バス無駄乗りの会会長、東神戸マラソン発起人、六甲縦走キャノンボールラン主催など灘的肩書き多数。好きな映画は『新雪』『ユー★ガッタ★チャンス』『ウルトラ警備隊西へ』
チーム 勝手にまち探訪|森本アリ + 小山直基(シオヤプロジェクト)
2014年にシオヤプロジェクトを始動。同年から塩屋内の局所的なエリアを7時間探訪するまち歩きイベントを隔月で開催。2年かけて塩屋内の道を隈なく歩き尽くす。2018年から今度は塩屋を越境し、神戸市内の局所的なエリアを7時間歩く「勝手にまち探訪」をほぼ毎月開催。毎度そのまちのエキスパートを案内人に立てつつ行き当たりばったり散策して、まちの情報を集め蓄積している。今度で30回目を迎える。好きな映画は森本アリ『ニンゲン合格』『未来世紀ブラジル』『新感染ファイナル・エクスプレス』、小山直基『岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 番長足球』『ゆきゆきて神軍』『ウェディング・ベルを鳴らせ!』
デザイン:4S DESIGN
産まれた子どもももう10歳!
神戸発 地域系お見立てバトル頂上決戦
神戸発。ジモトとジモトが互いのプライドをかけてシノギをけずる、地域系お見立てバトル頂上決戦ちいきいと。毎回各地からまちの顔が集結、お題にあわせて写真とトークで終わることのない地域間抗争を繰り広げます。
2010年12月からスタートしたこのイベントもおかげさまで祝10周年。
おめでとう。そこで今宵だけは休戦協定。手を繋いで、ハグして、キスをして、悲しみも憎しみもない世界を。メリークリスマス、メリークリスマス、ミスターロレンス。塩屋、灘、駒ケ林、新開地、そして龍野から5人の傷だらけの戦士たちが、「本当はグッゲンハイム邸じゃなかった!」でお馴染みの旧グ邸に集い、アフターコロナに訪れる愛と喜びに満ちた世界を一足先に祝います。
誰にだって クリスマスが来るよ世界はひどく間違っているけれど 君が望むなら争いは終わるんだ[ジョン&ヨーコ]
出演
灘 ┃慈 憲一 ┃naddist
塩 屋┃森本 アリ┃シオヤプロジェクト
駒ヶ林┃角野 史和┃こと・デザイン
新開地┃西島 陽子┃まちPRオフィス
龍 野┃宰井 琢騰┃goodstock/コミュニティバーふるさと
司会
宝塚┃岩淵 拓郎┃一般批評学会
塩屋┃川瀬 葉月┃塩屋グらし
日時:2020年12月24日 (木) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:1,000円 (定員40名)
主催:ちいきいと実行委員会
共催:塩屋音楽会
協力:神戸市 つなぐラボ
※マスク着用・体調不良での来場を控える等新型コロナ感染症対策にご協力下さい
お申し込み
chiikiitokobe@gmail.com 宛
件名「ちいきいと29希望」とし、
①名前 ②同伴者名[いる場合のみ]
③連絡先(電話番号)記載
||||||| 予習 |||||||
神戸で大人気の地域抗争「ちいきいと」とは?
[大迫 力氏│140B ]WEBマガジン「EDIT LOCAL」のこのページを読むと、ちいきいとがよく分かります。
http://edit-local.jp/interview/chiikiito/
公演を配信のみと変更させて頂きます。(11/30)
旧グッゲンハイム邸での開催を予定しておりました、まちのかたち キオクノキロク「都市にすむ」は、この度の新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえ、公演を配信のみと変更させて頂きます。
誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解の程宜しくお願い致します。
配信は時間になったら
コチラを訪れて、下の方の「アップロード動画」をご覧頂ければ、配信中の動画が表示されます。
投げ銭はpaypal.me/guggenheimhouseまで。
まちのかたちは地形や歴史とともに建物のかたちや建物群がかたちづくる風景に現れる。まちを構成するものには建物や道路だけではなく、人の手や自然がつくった有機物や無機物もある。緑や水、地形による段差や不可思議な形状が、それぞれの町の成り立ちに複雑に絡み合って存在している。アムステルダムは運河が網の目のようにめぐらされた町であり、そんな町にはやはり、特有の生活文化がある。同じように、独特の生活文化が、東京や大阪、京都、神戸など、日本の町にもある。住み良いまちというのは、まちのかたちの記憶を大きく損ねることなく絶えず変わり続けているところではないか。まちの記憶をつなぐために今できることを考える。
オランダ、アムステルダムを拠点に、歴史的建造物の修復や用途を変えて使いこなすコンバージョン、リノベーションも手がける吉良森子。吉良の手がける建築設計において紡ぐ「都市の文脈」、アムステルダムの町並みの変化と町の記憶、地域環境のなかで人が集まって住む空間について、人の営みがつくる文化的景観という視点からアプローチする小浦久子が聞き手となり、都市に住むことを観光などの短期滞在を含め、大阪や京都など関西の現状とも比較しながら、考える。
トークゲスト:
吉良森子(建築家 / moriko kira architect)
小浦久子(神戸芸術工科大学環境デザイン学科教授)
日時:2020年12月7日(月) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:通常1,000円 学割500円(要予約) 投げ銭
主催:シオヤプロジェクト
共催:塩屋音楽会
令和2年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局
TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
吉良森子
建築家 / 1965年東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科建設工学建築学修士。同大学院在学中にオランダ・デルフト工科大学に2年間留学。1995年、オランダ文部省ローマ賞基本賞受賞。1996年、建築事務所「moriko kira architect」を開設し、アムステルダムを拠点に建築設計、
歴史的建造物修復、リノベーションを手掛ける。2010年より神戸芸術工科大学環境建築学科客員教授。著書に『吉良森子 | これまでとこれから 建築をさがして』(LIXIL出版)2013
小浦久子
神戸芸術工科大学環境デザイン学科教授。1981年大阪大学人間科学部卒業、建設コンサルタント会社勤務等を経て、1992年大阪大学助手、同大学院准教授の後、2015年から現職。専門は都市計画。最近は、文化的景観を通じて地域環境と営みが生み出す集住空間を考えている。著書には、『まとまりの景観デザイン』(学芸出版社)2008、『職住共存の都心再生』(共:学生出版社)2002、『まちづくり教科書第8巻 景観まちづくり』(共:丸善)2005、『失われた風景を求めて』(共:大阪大学出版会)2008、『未来の景を育てる挑戦-地域づくりと文化的景観の保全』(共:技報堂出版)2011、など。
「旧グッゲンハイム邸」として永らく親しまれてきた塩屋の洋館に、実はグッゲンハイムさんは住んだことがなかった?!この衝撃的な新事実が最近になって判明しました。明治時代の塩屋の土地の記録に名を残す、「ゼー・ライヲンス」とは誰だったのか?歴史はどこで書き換えられたのか?そして、どのように伝えられてきたのか‒ 。 正真正銘の「旧グッゲンハイム邸」はどこに?明治、大正、昭和、平成、令和と時代を経てきた洋館のキオクノキロクをめぐる塩屋史上最大の取り違え事件の謎を解き明かそう。
トークゲスト
笠原一人(京都工芸繊維大学助教/住宅遺産トラスト関西理事日本建築学会近畿支部近代建築部会主査)
水島あかね(明石工業高等専門学校准教授/兵庫県ヘリテージマネージャー)
渡辺裕(東京大学名誉教授/東京音楽大学教授)※リモート出演
司会
サラ・デュルト
出店
六甲山系ピカソ
日時:2020年11月3日(火祝) open 13:30 start 14:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:1,000円(要予約)
主催:シオヤプロジェクト
共催:塩屋音楽会
令和2年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局
TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
笠原一人(かさはらかずと)
1970年神戸市生まれ。1998年京都工芸繊維大学大学院博士課程修了。2010~2011年オランダ・デルフト工科大学客員研究員。専攻は近代建築史、建築保存再生論。共編著に『建築と都市の保存再生デザイン』(鹿島出版会)、『記憶表現論』(昭和堂)ほか。共著に『関西のモダニズム建築』(淡交社)、『村野藤吾の住宅デザイン』(国書刊行会)ほか。
水島あかね(みずしまあかね)
1974年東京生まれ神戸育ち。1999年京都工芸繊維大学大学院博士前期課程2003年神戸大学大学院博士後期過程修了。2019~2020年オランダ・デルフト工科大学客員研究員。専攻は近代都市史、建築計画。著書に『ジェームスと塩屋 時代に翻弄された外国人住宅』(私家版)。共著に『住経験インタビューのすすめ』(西山夘三記念 すまい・まちづくり文庫)、『京・まちづくり史』(昭和堂)ほか。
渡辺裕(わたなべひろし)
1953年千葉県生まれ。1983年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程(美学芸術学)単位取得退学。玉川大学助教授、大阪大学助教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授(美学芸術学、文化資源学)を経て、現在、東京大学名誉教授・東京音楽大学教授(音楽文化教育専攻)。著書に『考える耳―記憶の場、批評の眼』(春秋社)、『サウンドとメディアの文化資源学―境界線上の音楽』(春秋社)、『まちあるき文化考―交叉する〈都市〉と〈物語〉』(春秋社)ほか。
まちのかたち
キオクノキロク
気がつけば
旧グッゲンハイム邸として存在していた塩屋の洋館。
いつのまにか水族館から水族園になっていたスマスイ。
まちをかたちづくる建物や施設は、
その呼称とともに記録され、記憶されている。
呼び方が変わるとき、
何が変わって、何が変わらないのか。
「スマスイ」として永らく親しまれてきた神戸市立須磨海浜水族園が2 0 2 4 年に「神戸須磨・シーワールド(仮)」へと姿を変える。1 9 5 7 年に現在の地に開業して以来、「須磨の水族館」として、1 9 8 7 年のリニューアル後には震災も経験し、また個性的な展示や企画を通して神戸市民をはじめ多くの人の思い出の一部を彩ってきたスマスイの歴史をふりかえり、記憶をよみがえらせる。私たちの慣れ親しんだ須磨海岸、スマスイは今後どうなってゆくのか。
トークゲスト
大鹿達弥(元スマスイ飼育員)
聞き手
慈憲一(naddist)
日時:2020年10月18日(日) open 17:00 start 17:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:1,000円(定員40名/要予約)
主催:シオヤプロジェクト
共催:塩屋音楽会
令和2年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局
TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
大鹿達弥(おおしかたつや)
1972年長田区生まれ。明石市在住。須磨海浜水族園の飼育員~神戸市役所観光交流課~神戸市を退職後、須磨海浜水族園に戻る~教育展示部副部長~飼育教育部部長~2020年3月退職までスマスイで25年働く。「広報のできる飼育員」として、ユニークな企画で地域に開かれた水族園をつくってきた。スマの町との関わりも強く、若宮商店街副会長も務める。現在は株式会社アクアメント事業推進部部長。桂浜水族館顧問。
慈憲一(うつみけんいち)
1966年神戸市生まれ。出生地は須磨区。父は灘区、母は須磨区のハイブリッド。幼少の頃、須磨水族館の虜になる。大学から灘を離れそのまま就職するも震災を機に帰灘。灘区をテーマにしたフリーペーパー「naddism」、メールマガジン「naddist」、WEBサイト「ナダタマ」などでマニアックな灘情報を発信しつつ、数々のイベント、ツアーを開催。今夏、摩耶山にスマビーチを出現させる。
まちのかたち
キオクノキロク
気がつけば
旧グッゲンハイム邸として存在していた塩屋の洋館。
いつのまにか水族館から水族園になっていたスマスイ。
まちをかたちづくる建物や施設は、
その呼称とともに記録され、記憶されている。
呼び方が変わるとき、
何が変わって、何が変わらないのか。
9丁目市営住宅跡地活用プロジェクト。
神戸市から、建物が建てられない1ヘクタールの土地を塩屋の方々で何かに活用しませんかというまさかの提案を受けて、はや1年半。
やってみなけりゃわからない、と地形が見えないブッシュを切り開き、場所を限り整備&実験的植栽を重ねながら活用アイデアを募集、今年度に入ったらピクニックだ!イベントだ!たくさんの人に来てもらってさらにアイデア集めるぞ!!と意気込んでいたところにコロナ。まだまだこれから周知せねば、という段階で次の手を出せなくなったが困ってばかりはいられない。
1年間の、この9丁目市営住宅跡地の草刈り中に出てきたアイデアが
「広くて走り回れるファミリーで楽しめるところ」「ベンチがあって近隣の高齢者の憩いの場」「マルシェなどのイベントができる」「花見ができる」「ドッグランがある」「スケボーできるとこがある」「果樹がある」といった『公園』あるいは『公園』に含むことができるものばかり!という事実に基づき、
「みんなで『公園』作ってみます?!」
と呼びかけてみてはどうか、興味を持つ人が増えるかもしれない!増えてほしい!!
しかし!一言で『公園』といっても、いわゆる行政が整えた芝生と遊具があるお決まりのスタイルのものが本当に塩屋の人たちが望む『公園』とは限らない。まずは世の中にある色んな公園を検証してみることからはじめたい。『公園』の可能性を知って、塩屋の人のたくさんの「こんな公園欲しい!」を聞きたい。そこから市住跡地でできることを探ってシェアして実践して!神戸市とも連携しながら、カタチにしていけると考えています!(澤井まり)
トークゲスト
赤澤宏樹(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所)
辻かおり(Art of Living)
町の声
澤井まり(シオヤコレクション|9丁目市営住宅跡地を考える部)
和淵大(神戸市住宅整備課|ことのほったん)
サラ・デュルト(シオヤプロジェクト|世界の公園)
高田知紀(人と自然の博物館|そもそも公園とは)
森本アリ(旧グッゲンハイム邸|台湾とデンマークの公園)
川瀬葉月(神戸市未来都市政策課|公共空間の使い倒し)
橋口陽平 (庭のジプシー|【植物空間 -ヒト空間】〜間とりもつ橋渡し〜)
田中正人(都市調査計画事務所|公私混同のススメ)
小山直基(シオヤプロジェクト|ひとがつどうためには)
上河義英(Pointure|公園としての可能性)
日時:2020年10月3日(土) open 13:30 start 14:00
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:500円(定員40名/要予約)
主催:塩屋まちづくり推進会 × シオヤプロジェクト
共催:塩屋音楽会
令和2年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局
TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
赤澤宏樹|あかざわひろき
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 教授。兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部長。兵庫県立淡路景観園芸学校 主任景観専門員。公園や広場などオープンスペースの計画手法について,多様な主体の協働を含め研究・実践している。2016年度はワシントン大学の客員研究員として,米国の公園や街路樹事情を調査。著書に『みどりのコミュニティデザイン』『パークマネジメント-地域で活かされる公園づくり』(共に学芸出版,分担執筆)など。
辻かおり|つじかおり
自らの不調を食べ物で癒した経験がきっかけとなり、ヒトと自然とのつながりを探求。食、農、アートのエッセンスを用いつつ、自然とヒトの健やかなつながりを提案する体験型プロジェクトを多く企画&プロデュース。国内外のあちこちの持続可能なコミュニティを巡る旅の中で出会った”City Repair Project (ポートランド)”には特に感銘を受ける。Village Building Design Course修了。instagram @kobekaori
かけがえのないものが
音も立てずにまちから消えていく。
なにげないものが愛おしい。
そういうものを
かたちにしておきたい。
人口減少・空き家増加・サステナブル=持続可能な社会と叫ばれる。
まちの枠組みは変えずに中身が変容・熟成していけばいいんじゃないの?
そんな「まちのかたち」を考えたい。
かたちが変わると、前のかたちは思い出せない。
記憶に残すための「キオクノキロク」。
2018年、なんとなく塩屋と似ているまち、尾道のことを知りたくて「尾道×塩屋」というイベントを2日間にわたり開催しました。トーク、音楽、マーケット、まちあるき。尾道から30人がマイクロバスに乗って泊りがけで民族大移動。2019年には、「シオヤアキヤ|古家再生」を2日間。増え続ける空き家の楽しい利活用を考えるイベント。塩屋のたくましいDIY女子、神戸や大阪のリノベーションマスター、ニューエッジな建築家たちによるトーク。そして塩屋リノベ古家およそ20軒のお宅訪問ツアーを開催。2020年、「まちのかたち|キオクノキロク」。目に見える“かたち”だけではなく、日々の暮らしやまちのなにげないものも含めた記憶を記録することを考えます。
両日とも元町の書店「1003」の出店あり!
トークゲストの著作から、まちを考えるための本まで販売いたします。
出演:
川口瞬+來住友美(真鶴出版)
橋本倫史(『ドライブイン探訪』『市場界隈』)
豊田雅子(尾道空き家再生プロジェクト)
木坂葵(おおさか創造千島財団)
慈憲一(naddist)
本田亙(ちいきいと)
森本アリ(塩屋百景)
岩淵拓郎(一般批評学会)
若狭健作(尼崎南部再生研究室)
平民金子(ごろごろ、神戸)
スズキナオ(チェアリング、酒の穴)
芝田真督(神戸立ち呑み巡礼)
※出演順
出店:
1003
喫茶シロクマ 2/8(土)のみ
かばくんカレー 2/8(土)のみ
塩屋ハッピーマンデークラブ 2/9(日)のみ
日時:
2020年2月8日(土) ①10:00-12:00 ②13:00-15:00 ③16:00-18:00
2020年2月9日(日) ④10:00-12:00 ⑤13:00-15:00 ⑥16:00-18:00
会場:
旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:
イベント各回 1,000円/全6回通し券 4,000円
※事前予約が必要です
2月8日(土)
①10:00-12:00 まちをしるす
出演:
川口瞬 ・ 來住友美(真鶴出版)
橋本倫史(『ドライブイン探訪』『市場界隈』)
定点でまちを記録する「真鶴出版」の川口・來住夫妻と、移動しながらそこにある風景や人の歴史を記録し続ける橋本氏。両者ともに、なんのツテもなく、その土地やそこにいる人たちに魅了され、通い、暮らし、記すことを続けている。川口・來住夫妻は、神奈川県の小さな港町・真鶴に魅了されて移住し「泊まれる出版社」をコンセプトにゲストハウスの運営と出版活動を手がけることで、暮らしの中で発見したまちや人の魅力を記し続ける。橋本氏は、サービスエリアや道の駅でもなく昨今消えつつある全国のドライブインを訪ね歩き、長年にわたりドライバー客を迎え続けてきた店主たちを取材。また、2019年に建て替えが決まった沖縄・那覇市の第一牧志公設市場とその界隈の人々へ丁寧な取材を重ねそれぞれの半生を伝える。失われつつあるまちの、今ある風景を残すための手法や関係づくりに迫る。
②13:00-15:00 まちをいかす
出演:
豊田雅子(尾道空き家再生プロジェクト)
木坂葵(おおさか創造千島財団)
「坂と路地のまち」の風景をつくりだしてきた尾道では、車の入れない斜面地や路地にある民家の“空き家化”が進んでいる。そんな中、まるで「りんごを買うように」古家を買い、解体の危機に瀕していた空き家を再生し続けてきた豊田氏。「おおさか創造千島財団」の母体である「千島土地」は、北加賀屋を含む大阪市内におよそ300,000坪の敷地を持つ。名村造船所跡地など、その土地にある、かつての工場やビル、倉庫、長屋などの空き物件生かして次々とクリエイターやアーティストの創造拠点として再生している。再建築不可物件における古家再生やリノベーションのハードルは高く、多くの空き家が放置されているのは全国的な社会問題。そうして失われつつあるまちの景色を守るため、建物を残し、活かし、移住を促進し、雇用をつくり出し、クリエーターやアーティストをサポートする。尾道と北加賀屋の、地域再生物語。
③16:00-18:00 まちをみたてる
出演:
慈憲一(naddist)
本田亙(ちいきいと)
森本アリ(塩屋百景)
「犬の散歩に例えて恐縮だが、神戸市灘区のどこをどう歩いてもナディストがマーキングしていない場所がないのである。」(引用:平民金子『ごろごろ、神戸。B面』)。見立ての妙を競う地域自慢合戦「ちいきいと」は、むちゃぶりなお題に対して、地元写真でわがまちの魅力を競うものである。いいところをいい感じにだけ伝えるメディアとは一線を画し、まるでレコードをディグるように地元ネタを掘り起こし、蓄積したその膨大なアーカイブをネタにまちのおもしろさを競う大喜利バトル。おおよそ町とは無関係なお題をもって見立てることで、日常の風景に新鮮な視点を与える。地域の個性や魅力とは新たに「つくる」ものではなく、既にあるそのまちやそこに住む人の中に見つけるものである。中心メンバー3人によるクロストーク。
「喫茶シロクマ」「かばくんカレー」の出店あり!
2月9日(日)
④10:00-12:00 まちでつまずく
出演:
岩淵拓郎(一般批評学会)
若狭健作(尼崎南部再生研究室)
文化芸術関連の書籍の編集、文化プロジェクトの企画を手がけているとは聞くけれど。「#ヅカグラシ」というハッシュタグをSNSに投稿する、たったそれだけの、岩淵氏によるfrom宝塚のメディア運動。ほかにも「現地集合現地解散の旅」、「パリコレ鍋」など敷居の低い社会実験を数々仕掛ける。尼崎南部の地域活性化とイメージアップを図るためのフリーマガジン『南部再生』発行人の若狭氏は、市民に身近な話題をおもしろおかしく掘り下げる。編集会議は市民も参加してオープンに。「R75」、「そうだ選挙、行こう。」など、一見ふざけているようだけれど社会の課題に鋭く切り込む特集を手がけ、読むものの心を惹きつけている。遊びなのか、まじめな社会活動なのか。時代とともに変わりゆく環境に阻まれて行ったり来たりしながらも、笑いながら鋭く社会の本質を突く2人の意図とは。
⑤13:00-15:00 まちにのまれる
出演:
平民金子 (ごろごろ、神戸)
スズキナオ (チェアリング、酒の穴)
まちに酒場は欠かせない。神戸の下町の日常を子育てフィルターを通して赤裸々に綴った「ごろごろ、神戸」、平民氏。神戸市の公式サイトとは思えないほどくせのある神戸案内+育児日記。真昼間から缶チューハイを開栓し、ベビーカーをごろごろ押しながら子連れで入店できる酒場を探す内容は、神戸で暮らす魅力を平民氏ならではの視点で届け話題となった。若手飲酒シーンの大本命、スズキ氏。素朴な疑問と分かりやすい文体、素直な感想の突撃取材がめっぽう面白い。そっくりそのまま追体験したい素晴らしいルポルタージュの数々。2019年末には、2人揃って立て続けに著書を刊行。彼らは今日も酒場を巡り、酒をみつめている。そんなふたりのまちの呑み屋のよもやま話。
⑥16:00-18:00 まちでうなづく
出演:
芝田真督 (神戸立ち呑み巡礼)
聞き手:スズキナオ / 平民金子
大衆食堂、酒場、喫茶店。観光スポットや高級店を紹介するような紙媒体しかまだないインターネット黎明期から、庶民が気軽に行けるようなお店情報を自身のサイトで発信し続けてきた芝田氏。彼とまちを歩けば「(見えてない)あそには◯◯がある」「昔ここには△△があった」など、今あるものとかつてそこに存在していたものをごちゃ混ぜにしてまちのかたちを再現してくれる。芝田氏が運営するWEBサイト「神戸市内角打ちリスト」には、神戸市内の酒屋と角打ちができるお店が、廃業したところも含めて一覧になっている。この情報だけでも文化財級だが、今回は写真やコメント付きで名店の話を聞く。芝田爺を囲んでの、公開酒場談議。
主催:シオヤプロジェクト
平成30年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。
川口瞬+來住友美
2015年4月に真鶴に移住。「泊まれる出版社」をコンセプトに、真鶴に関する書籍の制作やWEBでの情報発信をしながら、その情報を見て実際に訪れた人を宿に受け入れる活動をしている。宿泊ゲストには1〜2時間一緒に町を案内する「町歩き」をつけており、普通に来ただけではわからない真鶴の魅力を紹介している。出版担当が川口で、宿泊担当が來住。
橋本倫史
1982年広島県東広島市生まれ。学習院大学卒業。2007年に『en-taxi』に寄稿し、ライターとして活動を始める。また、2007年にリトルマガジン『HB』を創刊し、以降『hb paper』、『SKETCHBOOK』、『月刊ドライブイン』、『不忍界隈』などのリトルプレスを手がける。著書に『ドライブイン探訪』(筑摩書房)、『市場界隈 那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』(本の雑誌社)がある。琉球新報にて「まちぐゎーひと巡り」を連載中。
豊田雅子
1974年尾道に生まれ、坂や路地に囲まれて幼少時代を過ごす。高校卒業後初めて尾道を離れ大阪に出て、故郷の良さを再認識する。関西外国語大学英米語学科を卒業後、JTBの専属のツアーコンダクターとして海外を飛び回る生活を8年ほど続ける。渡航歴は100回以上。帰郷して結婚後、その経験を生かして尾道らしいまちづくりを提唱する「尾道空き家再生プロジェクト」を発足。現在、同NPOの代表理事を務めながら、双子男児の母として日々奔走中。
木坂葵
一般財団法人おおさか創造千島財団事務局長。神戸大学文学部哲学科卒業。在学中よりアートマネジメントに関わる。「水都大阪2009」「瀬戸内国際芸術祭2010」「おおさかカンヴァス」を経て、2016年千島土地(株)入社後、アート関連事業を担当。千島土地および千島財団では、「KCV(北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ)構想」を提唱し、北加賀屋エリアを「芸術・文化が集積する創造拠点」として再生することを目指している。主なKCV拠点に、クリエイティブセンター大阪、MASK、コーポ北加賀屋、千鳥文化、みんなのうえんなどがある。
慈憲一
1966年神戸市灘区生まれ。大学から灘を離れそのまま就職するも震災を機に帰灘。灘区をテーマにしたフリーペーパー『naddism』、メールマガジン「naddist」、WEBサイト「ナダタマ」などでマニアックな灘情報を発信しつつ、数々のイベント、ツアーを開催。摩耶山でレンタルショップmonte702開店。灘百選の会事務局長、摩耶山再生の会事務局長、水道筋商店街非公式案内人、坂バス無駄乗りの会会長、東神戸マラソン発起人、六甲縦走キャノンボールラン主催など灘的肩書き多数。
本田亙
神戸市広報課。1974年香川県高松市生まれ。1999年大学院卒業後、半年間のニート生活、設計事務所・デザイン事務所で内装設計、まちづくり、違法建築調査などのフリーター生活後、2001年神戸市役所入庁。以降、再開発、密集市街地における住環境改善などに関わり、2009年より創造都市戦略「デザイン都市・神戸」を担当。「KIITO」や「issue+design」などのソーシャルデザインに携わるとともに2010年より、お笑い系地域抗争「ちいきいと」を開始、現在28回を迎える。現在、市長室広報課に配属、広報媒体のほか、「神戸のうわさ部」を担当。
森本アリ
普段は音楽家と塩屋の築105年超の海辺の洋館「旧グッゲンハイム邸」管理/運営人の2足のわらじ。塩屋の未来を考えるようになり「塩屋まちづくり推進会」で活動。「塩屋百景」を立ち上げ写真集『塩屋百人百景』『塩屋百年百景』さらに『塩屋借景』を発行。単著に『旧グッゲンハイム邸物語 未来に生きる建築と、小さな町の豊かな暮らし』がある。 塩屋の町に100年後200年後もあまり変わらないでいて欲しいと願う。
岩淵拓郎
1973年、兵庫県宝塚市生まれ/在住。2010年ごろまで美術作家をやってたけど、辞めてフリーの編集者へ。最近はアート関係の書籍や冊子を作りながら、お金になることもならないこともいろいろやっています。以下、進行中のいろいろ:一般批評学会、みんなのたからづかマチ文庫、最近何聴@グ邸、ちいきいと、もちよりパーティー研究家、裏輪呑み、なんだこれ?サークル、蓬莱峡の下会議、パリコレ鍋、現地集合現地解散の旅、ヅカグラシ、此花・あの人と映画、レディオ・ヨーヨー、編集者じゃない人のための編集講座。
若狭健作
尼崎南部地域の面白さを地元の人とともに再確認するフリーマガジン『南部再生』の発行や、工業地帯の運河を使ったクルージングやカラオケ大会、ソースやぽんず、ねじばねくぎなどの尼崎名物の品評会など、“アマのプロ”として自分たちのまちを面白がる企画を繰り出し20年。尼崎大気汚染公害訴訟の和解金を使って2001年に設立された「尼崎南部再生研究室」の研究員として活動するかたわら、代表を務める株式会社地域環境研究計画所では、都市やまちにかかわる調査・コンサルティング・企画などを各地でおこなう。
平民金子
1975年生まれ。写真家・文筆家・スプラトゥーン愛好家。中国、メキシコ、北海道、沖縄、東京などを転々としたのち、2015年より神戸市在住。2017年より、神戸市広報課のオフィシャルブログにて「ごろごろ、神戸」を連載。炎の料理人。台所とトイレを誰よりも綺麗に使います。2019年12月に『ごろごろ、神戸。』を出版。
スズキナオ
1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。 WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。 テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。
芝田真督
日本ペンクラブ会員。神戸の下町に古くからある大衆酒場、大衆食堂、純喫茶などに興味を持ち、インターネットや書籍を通じてその魅力を伝えている。「兵庫下町まちあるき(兵庫図書館)」「純喫茶で学ぶ食のルポルタージュ(KAVC)」「下町グルメのススメ(下町芸術大学)」などの案内役を務め、現在、サンテレビのホームページにてコラム「神戸角打ち巡礼」を連載中である。著書に『神戸ぶらり下町グルメ』『神戸立ち呑み八十八カ所巡礼』『神戸懐かしの純喫茶』(以上神戸新聞総合出版センター)などがある。